painful ページ33
昼休み
「好きです、付き合って下さい!!!」
「は、はいっ、!!」
「「フーフー!!!」」
「「ヒューヒュー!!!」」
木の影に男女、微かに聞こえる告白に
隣のクラスから聞こえる祝福の声
夏「わ〜〜〜〜〜、幸せそう〜!!!」
万「『おめでとう〜〜』」
ドンドンパチパチ
私とマイキーは一緒に拍手を送った
今、冬 私 万 堅 夏の並びで窓から眺めている
夏「はあぁぁ、いいなぁ、私も恋した〜い」
そう言ってかーちゃんは自分の制服のポケットに手を突っ込んで何十枚もの紙切れに目をやる
万「かーちゃんナニソレ〜」
冬「カキがこの一週間で貰ったラブレター」
"カキ" → 川口
万「ぅえっっっ、かーちゃんモテんの……?」
夏「……………誰かこのチビ、つまみだせ」
堅「…まぁ、でも普通に良い奴だしなオマエ」
夏「ちょっとドラケン君ったら惚れちゃう!」
シ─────ン
堅「……………は?」
夏「……………は?」
万「間に受けてんじゃん〜ケンチン、
流石童……………むぐっ」
とーちゃんがマイキーの口を塞ぐ
万「はひふんにゃにょ!(何すんだよ!)」
冬「オマエちょっと黙れ。
Aにそんな汚ない言葉教えんな馬鹿野郎」
『かーちゃんとケンチンお似合い〜!』
私のこの一言で、場の空気は一変
ケンチンが私の隣を黙って通り過ぎ、鞄を持って教室を、出ていった。
『………………ケンチン?』
万「ちょ、ケンチン!!!?」
マイキーが走ってケンチンを追いかける
それから二人が教室に戻ってくる事も、学校に戻ってくる事も無かった。
✱ ✱ ✱
帰り道
冬・夏「「アレはAが悪い」」
『…………わかんない、何が悪いのか分かんない』
夏「ん〜、じゃあもしもね。
もしもAがドラケン君を好きだとして、普通に仲が良い男の子と話してた時にドラケン君から"二人はお似合いだ"って言われたら?
A、どんな気持ち?」
……………どんな、気持ち。
どんな、
気持ち
『悲しい』
『私は、ケンチンが好きなのに』
夏「それと一緒だよ、A」
冬「………本当はアイツなんかにA渡したくないけど、オマエらが仲悪いとこっちまで気分悪いから、行ってこい。」
『………私、行ってくる』
その時二人は、笑って私を見届けてくれた。
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とも - ドラケンが…イケメンすぎて……… (2021年7月26日 7時) (レス) id: 17c26d4027 (このIDを非表示/違反報告)
夢女子S氏(プロフ) - うっ!最高!!(吐血) (2021年7月25日 16時) (レス) id: 355241a2ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - うわぁ! めちゃくちゃ面白いです! 頑張ってください! (2021年7月24日 8時) (レス) id: cfbd9ee85a (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - とってもかわいいですし、とてもお気に入りです。これからも更新頑張ってください! (2021年7月24日 2時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - 一読者の意見なのですが、少々作者様のお話が多く、せっかくおもしろい小説の内容が遮られてしまうのが勿体無いなと思います…。「設定(2)」や作者様のお話のページはもう少し区切りの良いところに置くなどして頂けると少し読みやすくなるかなと思います…。狼牙ちゃん (2021年7月24日 2時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すのはら | 作成日時:2021年7月18日 9時