怒り ページ15
「まさかこんな事態になってしまうとは…」
誰が思うだろうか。
見舞いが出来ず、家に帰ったアーミーは自室で頭を悩ませていた。
彼が最初にアロハの見舞いに行ったのは、今から三日前のことだった。
彼は衝撃を受けた。
当たり前だが、アロハの容態を具体的に聞かされていたわけではなかったからだ。
その時アロハは、体を起こしたり、人と話すこともままならず、ただぐったりとしていた。
アーミーはその日、病室前にいたムギとオクタグラスに彼の身に起こった事などを聞いた。
『酷い怪我』と聞いていたものの、実際にピンクチームのメンバーに話してもらった内容は…
拘束されたまま受ける暴力。
何度も溺れさせる非人道的行為。
まさに個人によるリンチそのもの、である。
しかし、時に口曇らせるような言い方をしたり、微妙に変わる表情などから、アーミーはとある違和感を感じた。
アロハを見つけた時はぴくりとも動いていなかった。
だが、アロハの受けた仕打ちについては嫌に詳しく知っている。
彼女らは何かしらの情報を知っていながらも、敢えて我々には伏せているのではないかと疑惑を抱いた。
ただ、それを直接問いただすのも間違っている気がした。
そんな事を考えつつも、惨い有様を見て、アーミーは自身が冷や汗とはまた違ったものを溢れさせている事にしばらく気づかなかった。
そして、それと同時に沸いた感情は、怒りだった。
彼をあんな風にした奴がいる。
彼は、時にうざったるく構ってきたり、アーミーを見下してきたりすることはあったが、あれだけの拷問を受けるに値することなど、していたはずがない。
S4の中で最弱と罵られていたアーミーの眼中には、常にアロハの姿があった。
だからこそアーミーには分かっていたのだ。
…して、彼はここで怯えるだけのイカではなかった。
彼は独自に調べ始めたのだ。
アロハの身に起こったことを。
…そして今、その違和感の正体を突き止めた。
「こんな事、許されていい訳がない…」
彼が持っているイカホの画面には、例のアロハの動画が映し出されている。
それは、ほんの少し前に、突如としてSNSにアップロードされた動画である。
誰が上げた動画なのか、概要は一切わからない。
それ程までに短時間で大きな反響を及ぼし、一気に拡散されたからだ。
慌てるアロハ、苦しむアロハ、痛みに耐えるアロハ、ついには壊れてしまうところまで…
喚き、叫び、もがく姿が全て捉えられていた。
アーミーの心の中で何かが崩れ落ちた。
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しゃぼん🫧 ｺﾛｲｶﾀﾞｲｽｷ - ニヤニヤ…。 (3月5日 18時) (
レス) @page33 id: 4cc781ec23 (このIDを非表示/違反報告)
あすあま(プロフ) - mariaさん» ふふ…毎度何かと世話焼きな彼、素敵ですよね！亀ペースですが、彼らの行く末を気長にお待ちくだされば幸いです。 (8月5日 23時) (レス) id: 5f256feba8 (このIDを非表示/違反報告)
maria - マスクくんの反応が気になるのでマスクくんお願いします! (8月4日 18時) (レス) @page35 id: 4c43ea808a (このIDを非表示/違反報告)
あすあま(プロフ) - アーミー好きさん» こちらこそキャラの魅力を感じてもらえて嬉しい限りです！今後もぼちぼち頑張りますので、是非ともよろしくお願いします！ (6月27日 19時) (レス) id: 5f256feba8 (このIDを非表示/違反報告)
アーミー好き - これとても好きです‼︎自分の好きなキャラだし自分の好きな展開というか...とにかく好きですありがとうございます‼︎ (6月27日 17時) (レス) @page35 id: 3264f1cacf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすあま | 作成日時：2023年4月28日 4時
