ねぇ、どっち？【Y.Hikaru】 (ページ2)

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『ひーかー！』

光「なんだよ、A」

私が、名前を呼ぶと優しく微笑んで

振り返ってくれる。

『光～？遊ぼ～？』

光「はぁあ？しゃーねーな笑」

頼んだら、嫌々でも結局は

ちゃんとしてくれる。

幼稚園で、出会った日からずっと。

これが私たち。

この、形はきっと変わらない。

そう思ってた。

ねぇ、そう思ってたのは………

.

.

もしかして、、私だけ？

『ひか～？』

光「……………」

呼んでも、振り向いてくれない。

『光～！ここさ～？』

光「………………」

話しかけても、何かを頼んでも。

無視、無視、無視。無視ばっかり！

宏「また、光にコテンパンにされてんの？」

こっちの友達は構ってくれるのに。

光「薮～？あんさぁ」

宏「まじ？今度行くかぁ」

『なんの話してるの？』

光「…………ﾁｯ…」

宏太とは、ベラベラ喋るくせに

私が、話に入ろうとすると黙り込んで

挙句の果てには舌打ちを1発。

私が、、何したっていうの………？

なに？全身から光大好きオーラが

滲み出てるの？

それとも、心の声がだらだら零れてんの？

なにがどうなったら、私は光に

嫌われることになるわけ？

思い当たる節なんて、1個どころか

なーんにも思い付かない。

本当に、こういうのを

“ 最低だ ” って言うんだよ！