検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:4,791 hit

Story67 ページ17

慧「あ、薮来た」

宏「遅れてすまん(汗)」

光「いいよいいよ、遅れてねぇし笑」


待ち合わせ場所に着くと、もうほとんど揃っていて

なんなら、揃ってなかったのは俺だけで。


その中での会話が終わると、光はAを見た。



光「Aちゃんも、来たんだね」ニコッ

「はい…(苦笑) 迷惑だった、かな…?」

雄「いや、迷惑じゃないよ。大丈夫」

「そっか、ありがと」ニコッ



今度は、困ったと言うより悲しそうに笑うA。

どうして…そんな顔してるの?



涼「それじゃ、行こうか」

裕「だね、そろそろ電車も来るよ」



そんな二人の言葉に釣られるように、改札を通って

みんなで電車の同じ車両に当たり前の如く乗った。



駅を過ぎれば過ぎるほど、乗車してる人の数は減る。

仕方ない、あの人のそれは少し田舎の方にあるから。





2時間も電車に揺られて着いたのは、


海の見えるちょっとした丘。

緑の芝生の上に、ぽつんとひとつだけある


あの人の “ 墓 ” だった。



今年も、綺麗に咲いたピンクや白のさくら草。



宏「今年も来たよ………“ A ”、」



今年も、青空が綺麗だね。って

口にした俺は、なぜかいつも以上に胸が痛い。



横目に映るAは、俯いて居てなぜか

苦しそうな顔をする。



光「__A、約束を破ってばっかだよ今年の薮。

なんとか言ってやってよ笑」

宏「ごめんって笑」



ほんのりと、気まずい空気の流れる中で

俺らはいつも通りの会話を交わす。


ねぇ……A。

なんで、今にも泣きそうな顔してんの??

Story68→←Story66



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.4/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
15人がお気に入り
設定タグ:薮宏太 , Hey!Say!BEST , Hey!Say!JUMP
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:瑠璃華 | 作成日時:2021年9月13日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。