Story41 ページ41
宏「ただいま〜」
そう口にすると、Aの部屋のドアがガバッと
開いて
「宏太、おかえりなさいっ!」
と、玄関まで駆け寄ってきたA。
宏「うん、ただいま笑 元気有り余ってるな」フニャ
「まっ、高校生ですから笑」
そう言って笑った君を、また悲しくもあの人と
重ね合わせる。
綺麗に笑う姿の似ようは、欠ける部分などない。
宏「あ、そうだ。」
「ん?どうしたの?」
ふたりで一緒にリビングに戻ったときに
ふと思い出した。
宏「はい。光から、Aにプレゼント」
「えっ! あ、開けてもいい?」
宏「もちろん笑 Aのだからね」
そう言うと、ありがとう!って目を輝かせながら
綺麗に包みを開けるA。
もちろん、中からは
「わぁぁああ!!いちごだー!!」
宏「はははっ、嬉しそうだな笑」
両手にいちごを抱えて、幸せそうに微笑むAは
ほんとにあの人をここへ連れて来たみたいだ。
「あ、宏太も一緒に食べよ!
先にご飯の用意するね!温めるだけだから!」
そう言ってキッチンに行ったA。
そこからコンロの火をつける音が聞こえた。
いちごが絡むと行動が素早くなるのが、あの人の
癖だったけど……
どうやらそれは、ここにいるAもらしい。
それが、俺の胸を高鳴らせては
俺のことを、困らせてしまうから……
変に、悲しくなってしまう。
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作者名:瑠璃華 | 作成日時:2021年7月17日 21時