Story39 ページ39
光「薮、おはよ」
宏「おう、おはよ」
いつも通りの仕事場。
いつもと様子の違う光。
でも、その理由は分からないようでわかる気がする
から敢えて触れない。
光「あ、薮。」
宏「ん?どうした?」
突然呼び止めるもんだから、驚いたけど
サッと振り返る。
光「帰りさ、渡すもんあるから」
宏「帰り?あぁ、わかった。帰りね」
なにを渡されるかはわかんないけど、そう答えて
自分のデスクに座る。
変わらない目の前、変わる心情。
はや、1ヶ月が経とうとしてる今。
俺の心の制御も……限界に近いのかもしれない。
宏「ふぅぅ、、よしっやろ」
私情を挟んでは行けないのが仕事。
気持ちの切り替えの速さが仕事の出来を左右する。
「先輩!この資料明日までにと、莉奈先輩から
預かってきました!」
宏「明日まで?わかった、ありがと」
来た仕事に、精を入れる俺。
高岸莉奈……
あんまり、関わりたくなんだけどな(苦笑)
見通した資料は、言っちゃなんだが明日までなら
余裕をかましても出来る内容だった。
だが、念には念を入れて丁寧に読み解いて
分かりやすくまとめる。
時たま、服の中に潜むきっとブルーな
あのペンダントを服の上から撫でるように触れる。
それが俺を落ち着かせ、安心を与えた。
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作者名:瑠璃華 | 作成日時:2021年7月17日 21時