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Story28 ページ28

宏「じゃぁ……あのとき、どうすればよかった?」

慧「どうすればって…ッ」


俺の紡ぐ言葉に、伊野尾は苛立ってるんだろう。

あってはならないことを、俺が口にするから。


裕「伊野ちゃん、落ち着いて?」

慧「落ち着けるかよ……っ、薮はその行為が

この子を傷付けると思わねぇのかよっ!」


裕翔の制止すら、切り捨てる伊野尾。


伊野尾の言葉は合ってる、でもそれはもう

俺だってわかりきってる事だ。



宏「Aと重ねちゃダメなことも。

そのせいで傷付けるかもしれないことも。」



ぜんぶ、全部。



宏「俺は、ちゃんとわかってるよ…伊野尾。」

慧「なら……ならっ!」



声を荒らげる俺らを、不思議そうに驚いたように

見つめるファミレス客の知らない人たち。



宏「どんなにわかってても……

Aとそっくりだと思えば、泣き顔なんて……ッ」



見たくなかった。 そう口にしてしまったとき

俺の手の甲に一粒の涙が零れ落ちた。



光「薮……」

宏「俺のしてること……まだ、あの子に言ってない。

言えないんだ…っ。」



俺が「ちゃんと説明するから」と口にしたのに対して

Aは、「言わなくていいから」嘆いた。



侑「ねぇ、その子に会わせて」

宏「えっ、、、?」


突然の侑李の言葉に戸惑う俺に、他のやつも

次々に「俺にも会わせて」と口にする。




その意図が、俺にはなにも分からなかった。

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作者名:瑠璃華 | 作成日時:2021年7月17日 21時

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