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story50 ページ5

宏「…っ、A………っ」


ベッドに寝かされてるAの肌は

青白くて、それが悲しくて。


宏「つめ、た……」


触れたら、いつものAの優しい体温は

なく、冷たさが指先を刺激した。



さっきまで、昨日まで。

ついこの間まで、向かい合って話してたのに。


内容は差し置いても置かなくても、確かに

目の前にAがいて、話してたのに。



宏「ねぇ、もうなにも……言って、くれないの?」


もう、声を聴かせてくれないの?

そう言った俺に裕翔は、悲しそうに向かい側

から視線を向けた。


昔、Aが歌った歌を思い出す。

それが、今の自分にゆっくりと重なった。




〈大好きなキミの声が聴こえない〉


まるで、今の俺だ、、、


〈大好きなキミの笑顔がない〉


まるで、この1週間のAだ、、、


〈大好きなキミの温もりがない〉


まるで、今のベッドに横たわるAだ、、、




全て歌詞が、重なって俺をまた悲しみの

方へ連れていこうとする。


そしたら、止めたくたって

どうしようもないくらい涙が零れるんだ。



そんなとき、



___ガラガラガラッ



って扉の開く音がした。

振り返る余裕もなくて、気付いただけの俺。


そんな俺の耳には裕翔の



裕「みん、な………」



ってまるで驚くような声。

仕方なしに振り返れば、あいつらがいた。

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瑠璃華(プロフ) - あらじゃんさん» 嬉しいです!ありがとうございます!!ご期待に添えるよう頑張るので、よろしくお願いします! (2021年12月7日 4時) (レス) id: d6076afd6a (このIDを非表示/違反報告)
あらじゃん - 面白いです!瑠璃華さんの作品を時間の許す限りずっと見てるんだが・・・もしかしてファン!?これからも頑張ってください!ずっと応援してます! (2021年12月6日 21時) (レス) id: 747a271f52 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃華(プロフ) - momoさん» 読んでくださってありがとうございました!そして、読んでくださるばかりか素敵な言葉までありがとうございます!とても嬉しいですし、これからの励みにもなります!ほんとにありがとうございます! (2021年7月30日 14時) (レス) id: d6076afd6a (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 最初から最後まで一気読みをしてました!それくらいずっと続きが気になってました。始めにバッドエンドと書いていたとしても、少しの希望を抱きながらみてました。本当に素敵なお話をありがとうございました!また、読み返そうと思います!大好きです! (2021年7月30日 9時) (レス) id: a0b82fa00b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠璃華 | 作成日時:2021年2月11日 5時

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