写真も想い出も綺麗ごと 〈2nd〉

story66 ページ21

Dear.侑李


迷惑ばかりかけてごめんね…


こんな、ダメダメな先輩でごめんね…


A姉って、うさぎみたいに飛び跳ね

ながら呼んでくれてたあの頃の私で

いれなくてごめんね…


ほんとはね、もっと一緒にいたかったよ。

ってそんなこと言ったら侑李怒るよね…


こんな私と仲良くしてくれた3人に、

侑李には感謝しかないです。


ねぇ、侑李の可愛いとこ好きだったよ。

侑李が間違ってると思ったことは、ストレート

に伝えてくれたよね。

可愛いと見せかけて、毒舌で意地悪

なところも。

ほんと、好きだったよ。


あの日、涼介と一緒に1番に駆け寄って

くれてありがとう。

突き放してごめんね、ほんとは…

ほんとのこと言いたかった。


でも、私弱いから言えなかった…笑


ねぇ、侑李。

我儘な、身勝手なお願いしてもいい？

笑ってください、これを読み終わったあとは。

自分勝手だよね、ごめんね。


あと、涼介のことお願い。

涼介は、侑李に似て強がりだから。

それに、侑李がいてくれたらきっと涼介は

大丈夫だと思うから。

だから、涼介のそばにいてあげて。


侑李ならきっと大丈夫。

なにかあったら、5人のこと頼りな。

私から、侑李への最期の頼みごとです。


最期に……

そばにいてくれてありがとう。

素直に伝えてくれてありがとう。

いつも癒してくれてありがとう。

A姉って言ってくれてありがとう。


侑李は私の自慢の後輩だよ。

世界でいちばんの。



From.A

story67→←story65

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す