検索窓
今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:81,642 hit

12 ページ14

『お館様。今日限りで柱を辞めさせてください。』

お館様「どうしてかな。」


『もう辛いんです。
杏寿郎は私に会う度姉上と呼び、
煉獄家に帰ってきてくれと言う。

私がどれだけ帰りたくても私の中で父上の言葉が巻きついて怖くて仕方が無いのです。

私が弱いせいなのですが……

それに私が居ると柱の輪を乱してしまう。
皆さんが私と杏寿郎に気を使っているのが見え見えで。

今まで通り、甲の隊士として鬼殺隊に居させてください。

柱の任務もやります。
でも、柱合会議には出席致しません。』



お館様「それは出来ないよ。

確かに君が辛いのは分かる。
けれど鬼殺隊は人を守るためだよ。

鬼殺隊に入る前から覚悟して来たのだろう?」


『……』


私はなにか勘違いをしていた。

鬼殺隊に入ったのは多少炎の家系というのもあるが自分自身が決めた事だ。

そこで柱を辞めるのはおかしい。


『申し訳ございませんでしたお館様。
柱は続けさせて頂きます。』


お館様「少しだけ熱い心が戻ったみたいだね。」


熱い心…か。



杏寿郎の言う通りだ。

昔私は心を燃やし、粘り強く刃を振るっていた。

今はなんだ。

噂に流されて父上の言葉を根に持って…。


本当に落ちこぼれの出来損ないじゃないか。



お館様「思う存分泣いていいよ。
Aは強いよ。」


『うっ…うぅありがとう…ございます。』



恥ずかしいけどお館様の手は父上の手のようだった。

懐かしい感覚に涙が止まらなくなってしまった。


少しずつ昔を取り戻せるように頑張るよ。

13→←11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (69 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
243人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 炎柱 , 煉獄杏寿郎
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

腐腐腐( *´?`*)(プロフ) - 游さん» 大丈夫ですよ!こちら側で削除させて頂きました!細かなミスもあるとは思いますが、作品を楽しんでいただけると幸いです! (2021年11月1日 17時) (レス) id: 769373efc4 (このIDを非表示/違反報告)
- また続けてのコメントですみません。。。 なんか申し訳ないです...。 すみません。 (2021年11月1日 8時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- 続けてのコメントですみません(>_<) コメントって作者さん側で削除するのではないんでしょうか? 例えこちら側で削除出来るとしても私この占いツクールに 登録していないので削除では出来ないんです。。。 (2021年11月1日 8時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- おはようございます(*^^*) 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2021年11月1日 8時) (レス) @page42 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
腐腐腐( *´?`*)(プロフ) - 游さん» ご指摘沢山ありがとうございます!ほかの名前はリア友の名前が入ってしまったのでこのコメント消してもらえるとありがたいです…すいません! (2021年11月1日 7時) (レス) id: 769373efc4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:腐腐腐( *´?`*) | 作成日時:2020年6月6日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。