風柱の姉は男装中

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私の歓迎会から約半年。

お館様「柱を行かせなくてはいけないようだ。
義勇、しのぶ、奏弥。」

3人「御意。」


胡蝶「人も鬼もみんな仲良くすればいいのに。
冨岡さんや奏弥くんもそう思いません？」

冨岡「無理な話だ。鬼が人を喰らう限りは。」

『人を喰らわぬ鬼は居ますよ。』

胡蝶「それはどういう…」

『さっ。行きましょう。』









胡蝶「ここで二手に別れましょう。私は西から周ります。」


冨岡「『承知した。』」





「俺と禰豆子の絆は絶対に引き裂けない！」



『冨岡さん。』

冨岡「あぁ。」






冨岡「俺が来るまでよく堪えた。後は任せろ。」


『さぁ。炭治郎。こっちに来なさい。』

炭治郎「はっ、はい！」


冨岡「全集中 水の呼吸 拾壱ノ型 凪」


炭治郎「拾壱ノ型…？」




『流石冨岡さん。余裕ですね。』



ﾄｽｯ

冨岡「人を喰った鬼に情けをかけるな。
子供の姿をしていても関係ない。
何十年と生きている醜い化け物だ。」


炭治郎「殺された人の無念を晴らすため、
これ以上被害を出さない為、
勿論俺は、容赦無く鬼の頸に刃を振るいます。

だけど、鬼である事に苦しみ、
自らの行いを悔いている者を踏みつけにはしない！
鬼は人間だったんだから。
俺と同じ、人間だったんだから。

足を退けてください！

鬼は醜い化け物なんかじゃない。
鬼は虚しい生き物だ。」


確かにそうだ。鬼になりたくも無いのに、
大切な誰かを殺し、苦しんだ虚しい生き物。


冨岡「お前は…」

胡蝶さん。

『炭治郎』


胡蝶「どうして邪魔をするんです？
冨岡さんに奏弥さん。
鬼とは仲良く出来ないって言ってたくせに何なんでしょうか。

そんなだから、みんなに嫌われるんですよ。」



胡蝶「さぁ。退いて下さい冨岡さん奏弥さん。」


冨岡「俺は、俺は嫌われてない。」


胡蝶「……」
炭治郎「えぇ？」
『ふふっ』

胡蝶「すいません。
嫌われている自覚がなかったんですね。
余計な事を言ってしまって申し訳ないです。」


冨岡「……」
炭治郎「えぇ！」
『煽りますね。しのぶさん』


胡蝶「坊や」

炭治郎「はっ、はいぃ」

胡蝶「君が庇っているのは鬼ですよ。
危ないですから離れて下さい。」


炭治郎「違います…いや、違わないけど…
あのっ！妹なんです。俺の妹で、それでっ」

胡蝶「あぁ〜そうなのですか。可哀想に。
では、苦しまないよう、優しい毒で殺してあげましょうね」




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すいません文字数が…

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