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『はぁ。また地獄絵図……』

何が起こってるか?

酒飲み始めて、

宇髄が未成年組に酒飲ませて実弥以外がダウンしてる状態……

『実弥。布団手伝ってくれる?』

不死川「あァ。」

客間に布団を敷いて、みんなを運ぶ。

『食器も持ってきてくれる?』

不死川「あァ。」


カチャカチャ

とりあえず片付けは終わった。

お茶とおはぎを持って縁側に行く。

『実弥。はい。』

不死川「ありがとう。」


弟が居る。

しかもその弟は私を姉と思ってくれている。

これ程幸せな事は無いだろう。


不死川「姉貴。」

『実弥。今は誰も居ないよ?』

ギュッ

不死川「ウゥ…姉…ちゃん…
ずっとずっと会いたかったァ。」

『実弥。生きててくれてありがとう。』

不死川「当たり前だろォ…姉ちゃんの弟だぞ。」

『そうだな。』

不死川「姉ちゃん…ごめんなァ
あの日、姉ちゃんの顔にも体にも一生残る傷を作っちまってよォ。」

『良いんだよ。むしろ傷つけてくれてありがとう。
ちゃんと恨んでくれてありがとう。』

不死川「なんで…そんな事言うんだよォ」

『実弥は弟達の前だと甘えないし、私が居なくなったら実弥が壊れちゃうでしょ?
だから私は良かったと思ってるよ。』

不死川「……」

『この傷は、命掛けて、大事な姉弟守った勲章だ。
それにごめんよりありがとうの方が嬉しいな。』

不死川「ありがとうッ…ありがとう姉ちゃんッ…」

『どういたしまして。』




不死川「スゥスゥ」

『泣き疲れたか。昔と変わらねぇな……


ほんとに変わらない。ふわふわな髪も、微笑むと優しさが溢れる顔をするのも、姉ちゃんって呼んでくれることも…


昔の事なんて1ミリも怒っちゃいない。

生きててくれる事が私の一番の幸せなんだよ。

匡近の事もあったもんなァ。

手助け出来なくてごめんなァ。

でも、それを乗り越えてここまで追いかけて来てくれてありがとう。

姉ちゃん嬉しいよ。


宇髄。どした?』


宇髄「気づいてたのか。」


『まぁな。』


宇髄「お前、すげぇな。
恨まれる覚悟で何年も弟から離れたんだろ?」


『凄かねェよ。
ただ、今は今まで会えなかった分、こいつに寄り添ってやろうと思う。』


宇髄「そうか。お前も泣いていいんだぞ?
姉貴してて、強いけど、人だからな。」

『年下の前で泣かねぇよ。
それに、私泣く資格なんてねェ。


まァでも、ありがとな天元。』


宇髄「あぁ。」

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腐腐腐( *´?`*)(プロフ) - 三葉さん» コメントありがとうございます!そう言って貰えると嬉しいです! (2020年5月29日 7時) (レス) id: 769373efc4 (このIDを非表示/違反報告)
三葉 - 素敵! (2020年5月28日 19時) (レス) id: 9df39f7e96 (このIDを非表示/違反報告)
腐腐腐( *´?`*)(プロフ) - サイダーさん» コメントありがとうございます! (2020年5月28日 13時) (レス) id: 769373efc4 (このIDを非表示/違反報告)
サイダー - わー (2020年5月28日 13時) (レス) id: 5f294ff3c1 (このIDを非表示/違反報告)
腐腐腐( *´?`*)(プロフ) - 続編ができたので良ければそっちもよろしくお願いします! (2020年5月28日 11時) (レス) id: 769373efc4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:腐腐腐( *´?`*) | 作成日時:2020年5月16日 2時

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