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甘露寺「あの。不死川さんおふたりは姉弟なの?」

『あぁ。私が姉だ。6歳離れている。』

伊黒「という事は悲鳴嶼さんと同い年なのか?」

『あぁ。』

胡蝶「昔の話を聞かせて貰えませんか?」

『ッ………実弥。話していいの?』

不死川「なんで俺に聞くんだァ?」

『……分かった。実弥。罪悪感なんて感じ無くて良いからな。
じゃあ今から10年くらい前の話をしようかな。』




ーーーーーー

『私の家族は裕福では無かったけど、幸せだった。



私は不死川家の長女として産まれ、姉弟にも恵まれた。

長男次男がしっかりとしてきた頃に、父親が殺された。

恨まれていたから当然だけどな。

長男次男にこれからは、家を支えるために私たちが、母さんを守りながら頑張るんだ。って。

その時既に私は鬼の存在を知っていた。


母さんに使いを頼まれ、暗くなってきた頃に鬼が襲ってきた。

ただひたすらに逃げても追ってきた。

そしたら元柱の師範が助けてくれた。


私は鬼殺隊に憧れて、でも、家族が居るからと思ったが、諦めきれなくて、鬼殺隊に関する、書物を頂いた。

呼吸について、鬼について、毎日毎日ひたすら読んだ。


いつか家族を守れるようにって。

書物のおかげで、全集中 常中が出来るようになった。


でも、家族は突然に崩れた。


ある日母さんに使いを頼まれて、その帰り道、
嫌な胸騒ぎがして、走って帰ると、



鬼となった母さんが弟達を食らっていた。』


柱「ッ……」


『そんとき、実弥が母さんと戦っていた。

顔も傷だらけ。

近くにあった包丁を持って、私も戦った。

日輪刀じゃないから意味無いけど、時間稼ぎにはなるし、私も実弥も稀血だからある程度の時間は稼げた。


私は混乱してる実弥に、(お前のした事は正しいから安心しろ。これは鬼という化け物だ。私達の母さんじゃない)ってね。

そこからかな。次男の玄弥が来て、

ーーー人殺し

そう言われてね。無理も無い。

しっかりして来たと言っても、まだ幼い男の子だったから。

その後、私は玄弥と実弥の目の前で鬼、否、母さんの頸を斬った。

私に絶望してもらう為にね。』


甘露寺「ど、どうして絶望させようと?」


『鬼と関わらず、私を恨めば、嫁貰って子供できたとして、大切に出来るだろ?』


宇髄「その派手な顔の傷は?」


『この大きなバツ印の傷跡は、母さん。

頬の傷は、』


不死川「俺と玄弥だァ。」

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腐腐腐( *´?`*)(プロフ) - 三葉さん» コメントありがとうございます!そう言って貰えると嬉しいです! (2020年5月29日 7時) (レス) id: 769373efc4 (このIDを非表示/違反報告)
三葉 - 素敵! (2020年5月28日 19時) (レス) id: 9df39f7e96 (このIDを非表示/違反報告)
腐腐腐( *´?`*)(プロフ) - サイダーさん» コメントありがとうございます! (2020年5月28日 13時) (レス) id: 769373efc4 (このIDを非表示/違反報告)
サイダー - わー (2020年5月28日 13時) (レス) id: 5f294ff3c1 (このIDを非表示/違反報告)
腐腐腐( *´?`*)(プロフ) - 続編ができたので良ければそっちもよろしくお願いします! (2020年5月28日 11時) (レス) id: 769373efc4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:腐腐腐( *´?`*) | 作成日時:2020年5月16日 2時

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