開久の頭の元相棒2 (ページ36)

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『お誘いだな。』

三橋｢そうそ。察に見つからねぇように俺らを片付けてぇんだ。

俺らが乗り込んでくるようにしくんでんのよ。｣

伊藤｢そういう事。そんなお誘いには乗れないね。｣

ﾀｯﾀｯﾀ

三橋｢お前なにしてんの。｣

佐川｢金っすよ！開久に金払っちゃいましょうよ！
そしたら許して貰えるんすから。

ここは一つ、ズバッと払っちゃいましょう！｣

こいつに、こんな事言わせたくなかった。

金払うって事は負けを認めるってことだ。

佐川｢みんな結構出してくれてるんっすよ。｣

伊藤｢んなこたぁする必要ねぇんだよ！｣

三橋｢そうだぞ。この件は俺らが……｣

佐川｢俺たちはあんたらと違うんだよ!!!!｣

理子｢佐川君が…怒った。｣

佐川｢奴らはよ、強ぇんだよ。
軟高はよ、あんたらみたいにみんながみんな強いわけじゃねぇんだよ。

毎日毎日怯えながら学校来たくねぇ、

それが軟高みんなの想いなんだよ!!!!

…金払わしてくれよ。

それに、これ以上、三橋さんと伊藤さんと花崎さんに危ない目にあって欲しくないんっすよ……｣

ﾀﾞﾝｯ

ドアを殴った。

イライラした。

『すまんな佐川、そんな事言わせちまって……

三橋、伊藤…俺は久々マジで怒ってる。』

｢｢あぁ、／おうよ。｣｣

三橋｢罠にかかりに行こうぜ。｣

……………………

理子｢……あの優しいAちゃんがキレてる。｣

佐川｢俺、あんな切羽詰まった花崎さん初めて見たっす……｣