開久の頭の元相棒2 (ページ18)

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それからはすっげぇ楽しかった。

毎日理子達が来てくれて、

下っ端達もお見舞い持ってきてくれて、

週末には智司も来てくれる。

『あ～そろそろ会いに行かねぇとな。』

理子「誰に？」

『柚月と咲にね。』

理子「私もついて行くわよ！
それに絶対その子達いい子だもの！」

『ああ。いい奴らだよ。』

そういう理子も良い奴だよ。

……………………

怪我が治った。

あっという間だったなって思う。

『理子、行こうか。』

理子「大丈夫？震えてるわよ？」

そう、今咲の家の前にいる。
震えが止まらない。

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

ｶﾞﾁｬ

咲「はーい……A!!!!」

『ごめん。急に居なくなって……』

柚月「そんなに騒いでどうし……たの」

『？！柚月!!!!

ごめん……ごめんなさい……俺がしっかりしてないから……仲良くなっちまったから……。

怖かったよな…ごめん。』

咲「ったく…まだ自分責めてたの？

私も柚月も大丈夫だよ。」

柚月「私が起きた時にはもうAいなかったし。
その事に関しては怒ってる！」

ｷﾞｭｯ

『会えてよかった……
ずっと会いたかった!!!!』

涙が止まらない。

柚月「も～うちらも会いたかったに決まってるじゃないのよ。」

咲「そうだよ。
えーと、その子は？」

理子「あ！私は、Aちゃんと同じ高校の赤坂理子って言います！」

「「可愛い!!!!」」

理子「え？！
いや、可愛いだなんてそんな……//////」

『みんな可愛いよ。
咲、上がってっていい？』

咲「どうぞどうぞ。
沢山武勇伝聞かせてもらわないとね？」

柚月「そうだね。聞きたいな～」

『そっかーじゃあ何から話すかな』

楽しい時間が過ぎた。

普通の女子高生みたいに笑って過ごした。

でも、心の奥の罪悪感は消えない。

いや、消しちゃいけない。

俺は仲間を守らないとな。