開久の頭の元相棒

6 ページ8

『うーん。明らかに様子がおかしいぞ？

伊藤クン。』

三橋「ん？ン？ン？ン？ン？？？
惚れてんじゃん？」

伊藤「んなわけねぇだろ。んなわけねぇだろ!!!!」

『いや、図星だろ。』



なんか…喧嘩してて隣に智司が居ないのがしっくり来ねぇ。


もう、智司以外、背中任せられる奴なんて居ねぇよ……。


三橋「もう大っ嫌い!!!!」


『は？』

人が考え事してる間に何してんだよ。


…………………………


伊藤「あれ明美ちゃんじゃない？」

『あーそうだな。』



伊藤「どうしたの明美ちゃん。」

明美「京子さんが、あいつらに捕まった!!」


どうやら早川がヤクザに捕まったらしい。

ヤクザがそこらのスケバンにボコられるってのもやべぇけどな。


『三橋はほんとに来ねぇの？』

三橋「行かない!!!!」

『あーそ。』


伊藤走ってったけど、ここらでヤクザが溜まれるのあそこぐらいか？


……………………


『あーあ。
やっぱ伊藤は喧嘩初心者だね。』

「あ？なんだお前。」

『そいつの仲間。』


智司となら……って居ねぇのか。


まぁいけっか。


「オラァァァァ!!!!」


ﾎﾞｺｯ
ﾊﾞｺﾞｯ

五人くらいダウンかな


「京子出せ!!!!ヤク漬けにしてやる!!!!」

伊藤「やめろぉぉぉ!!!!」


あーあ。

そんなに殴られちゃァやべぇな。


『そろそろ、俺にも構ってくんねぇ？』

「ははっいいぜぇ？」


なんだこいつ。

こんな遅いのか？


動きがスローに見える。


『遅い。』

「ｸﾞﾊｯ」


「てめぇ!!!!」

『遅い遅い!!!!

こんな動きが鈍いやつがヤクザだぁ？

信じらんねぇ程よえぇなぁぁぁ？

伊藤。万が一のためにそこ、早川守れ!!!!』

伊藤「？！わーってるよ!!!!」


ﾊﾞｺﾞｯ
ｶﾞﾝｯ
ﾊﾞｺﾞｯ
ﾊﾞﾀﾝ
ﾊﾞﾀﾝ


『あー終わっちまったのか？
もー動けねぇ？

ハッそんな雑魚が、よくヤクザ名乗れんのなぁぁ!!!!

そのまま眠れ!!!!一生眠れ!!!!』


「おまえまさか血鬼姫？なのか？」

『そーだけど？まぁ、その名前は相棒がいねぇから終わったようなもんだが。』

「ちっ……」

『んで？残りはあんた一人だけど？』


金属バット……ねぇ？


『つまらん』

ｷﾞｭｯ
ﾊﾞｺﾞｯ

ｽﾞﾄﾞﾝ


『くたばれ塵。』


ｶﾗﾝｶﾗﾝ


三橋「もしかして、俺の役目無いの？」

『あ？仲間見捨てたやつが何言ってんの？』



何が癪に触ったのか知らんが三橋がオクスリをばらまいた。

7→←5

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す