開久の頭の元相棒

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『はよ……』

伊藤「どうした。なんか泣いた？」

『眠いんだよ。』

伊藤「珍しいな」

『ん〜』


眠いなんて嘘だ。

智司との会話で涙が止まらなかっただけだからな。


三橋「てか、花崎なんか今日いつもと違くね？」


伊藤「髪型？
いつもより低く縛ってるからかな？」


三橋「こう見るとなんかすげえ髪長ぇな。」


『智司と相棒になる前は、肩より少し長いくらいだったんだけどさ、一緒に喧嘩し始めてから伸ばしてて

まあ、なんとなくだけどね。

なんとなく、だけどすげえだいじな髪なんだ。』


三橋「ぞっこんジャーン
すげぇ惚れてんジャーン」

『だから惚れてるって。』


伊藤「そこまで堂々と言えるの凄いよ。」

『へー』



……………………


『は？』


少し眠いなんて思ってたら目が覚めた。

今日から一週間三橋が


放課後の掃除、早弁の禁止、

椋木の肩もみ、おぶって職員室まで運ぶっていう

今までと違う事が起こりすぎてキャパオーバーだ。


伊藤「なあ、花崎。
あれどうしちゃったの？」

『知らん。』


………………


いつも通り屋上に来た。

『なんであんな奴の為にヘコヘコしてんだよ』

三橋「俺と親父の男の約束だよ。
一週間限定の召使い、やりきってみせる。」

理子「凄いわさんちゃん。
生徒が先生を敬うことはいい事だし、一週間と限らずずっとやってあげたら？」

三橋「っざけんなよ。
あんな変なほくろが変なところにある金八もどき……

なんであんなやつの召使いにならんといかんのじゃ。」

伊藤「まあ、急に親父さんが頼んできた理由も知りてぇな。」


三橋「それは俺も知らんのじゃ。」

伊藤「よく知らないで受けたね…こんな屈辱的な事。」


『バカ。見返りがあるからだろ。』

三橋「その通りだ…でけぇんだよ見返りが……。」(◦ˉ ˘ ˉ◦)


やっぱしな。

理子「見返りの為にやってんの？！
全然男の約束じゃないじゃない。」


あ〜この二人早くくっつかねぇかな〜

見ててイラつく。


三橋「理子もAも見返りくれたらなんでもやってやるぞ。」

理子「何？何が欲しいの？」

三橋「おっ〇い触らせて。」


『胸？それで叶えてくれるなら触らせてやっても良いけど。』

理子「ちょっとAちゃん!!!!
女の子としての自覚を持ちなさい!!!!自覚を!!!!」


え？なんか怒られたんだけど。

あ、怒って行っちゃった。


伊藤「で？叶えて欲しいってなんだったの？」


『過去に戻る。』


伊藤「絶対無理だねw。」

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