会いに行くよ【プロ野球】 (ページ7)

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探偵若月ページ7

若月「なぁ由伸」

山本「え？」

若月「俺に一ついい案があるんやけど」

山本「え、嫌ですなんすか急に面倒なのは嫌ですよ笑」

若月「嫌2回言うなよ笑聞く前から断んな」

Bs座談会から約1週間が経った

圭太はと言うといつもの調子に見えてどこか苦しそうだった
元々宗とかみたいにフルパワーで感情を表に出すタイプではなかったが、目の下の隈、、、ありゃだいぶ寝てない

スイングも何かいまひとつ違う

山本「圭太さん、、、」

若月「俺が言ういい案ってのはターゲットが圭太だ」

山本「何するつもりですか？」

圭太の話は反響が大きく話題を呼んだ

当の本人は

「アイツに迷惑がかかってないかな…言わなけりゃ良かった」

と少し自責している様だ

情報がどこから漏れるかわからない

その子のところにマスコミが行けば…考えたくもない

俺的には

圭太を少なからず追い込んでしまった、嫌な記憶を呼び起こしてしまったと申し訳なくなった

ただちゃんとその子に合わせてしっかり話をして欲しいと願っているのも事実

山本「若月さん！おーい！」

若月「あ、わりぃ」

山本「んで、そのいい案とやらはなんすか？」

若月「題して、圭太を例のあの人に会わせよう！！！！だ」

山本「いやまんま笑笑

てかどーするんすか？面会謝絶どころか退院してるし」

山本の言う通り、あの子はもう退院している

ということで、俺はあの座談会の日からすぐに行動に移した

全俺の協力のもと、事故現場付近の緊急病院を探し回った

するとビンゴ、

マスコミが異様に多い病院があった
しれっと受付で話してるやつに聞き耳を立てると

「あの神崎Aさんはいらっしゃいますか？私こう言うものでして」

「患者様の個人情報に関わることに関して、私たちからお伝えすることは何もありません。お引き取りをお願いします」

そう言われてカメラを携えたソイツは病院を後にしていった

若月「ちなみにその子と会ったよ」

山本「はぁ！？どうやって？」

若月「バカ声でけぇって、まぁ、あの子は圭太に会いたがってたわ」

山本「なんて言ってたんですか？」

球団を通してなんとかご両親と連絡を取ることに成功

Aちゃんは一人暮らしを始めて通院をしながら事務で働いているとの事

ご両親からAちゃんに話を通してもらい、対面を果たした

山本「ストーカー」

若月「ボソッと言ってんの聞こえてんで」

失礼な、探偵と呼んでくれ