私は新兵のようです (ページ31)

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次に目を覚ますとカーテンの隙間から眩しいひかりが差し込む時間帯だった。

そして、当たり前かのように隣に誰かの頭がある。
プライバシーもあってないようなものだが、昨日パルスが入ってきてたから鍵は掛けてないのに気付く。体を起こすと女性のオペレーターのようだ。

「うーん…そっちはデコイよ…」

などと寝言を漏らしている。
自己紹介での記憶を辿ると確かアリバイ。と言う名前だったか…
ぼんやりと寝顔を見つめると不意にぱちりとアリバイの目が開く。

A「…おはようございます」

「……ふぁっ！？」

ガバッ、と体を起こし驚きのあまりアリバイはベットから落ちてしまう。いや驚きたいのはこっちだが、連日部屋に誰かが来たり、抱き枕にされたりで若干の耐性が付いてしまった。
この反応からするに間違って入ってきたのだろうか。

話を聞いたらオペレーター達から私といるとよく眠れる、だとか。抱き締めた時何故か凄い安心する。だとか説明されて好奇心の元に朝方やってきて、ベットに潜り込んだらそのまま寝落ちてしまったらしい。

必死に頭を下げるアリバイを見て、なんだかんだ沢山のオペレーターに好かれているな。と考えてしまう辺り、感覚が狂ってしまったのだろうか。

そう言えば、パルスがくれた箱の中身は武器に取り付けられるチャーム。というものだった