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私が目を覚ます頃には隣には1人分抜け出したような跡。ジャッカルは私が寝落ちるまでずっと起きていたからちゃんと寝れたのか心配だ。
そして何やら廊下が騒がしい。軽く身なりを整えて部屋を出るとジャッカルがヴァルキリーとトゥイッチに言い寄られていた。
私の姿を見るとヴァルキリーがこちらに走ってくる

「ねぇ!大丈夫だった!?変なことされてない?」

A「あっ…はい?」

ジャッカルが私が寝泊まりしてるところから出てきたからヴァルキリーと口論してるうちにトゥイッチも近くで聞いてやったきたのだと。

「…んだよ。知ってんだろここは元々…」

「一緒に寝たんでしょ!?」

「…はぁ?」

彼も寝起きなのか随分と目が伏せられている。声も一段と低い。
また女性陣もすごい剣幕だ…。気を使ってくれてるのがすごい嬉しいが…
枕にされたのは事実だが、別に何かをされた訳でも無い。

A「あの…本当に、何もされてないですよ。」

その言葉にジャッカルがニヤリと笑う。ヴァルキリーは安心した顔をするがトゥイッチは腑に落ちない、と言ったところか。

「ほら見ろ。お前ら羨ましいのか?」

「そうよ」

ヴァルキリーが過保護のように私を抱き締める。寝ぼけた体には十分すぎるほど目が覚める事をしてくれる。
「じゃ、そういう事だ」と呟いてその場を離れていった。
その後、2人から「本当に何も無かったの!?」と質問攻めにあったが何とか「何も無かったです」で押し通した。
申し訳ないがジャッカルは床で寝たということにした。

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作者名: | 作成日時:2020年3月21日 23時

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