私は新兵のようです (ページ26)

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その日は夕飯を食べずにベットに倒れ込むように潜り込み、数分と立たずに眠ってしまった。
やっと馴染んできたこの部屋も少しずつ部屋の色合いに合わせた私物が増えてきた。

時刻は10時頃、目が覚めたのは日付が変わった1時過ぎ。
身体中が悲鳴を上げだして不快感から目を覚ます。
起きようとするが起きれない。体が何者かに拘束されている。布団をめくると逞しい腕が私を抱き締めている。
顔を横に向けると見知らぬオペレーターが目を閉じて寝息を立てている。
目の下に隈が出来ており、最近眠れてなさそうな印象を受ける。
驚いて身動ぎすると男性の目がうっすら開かれる

「…おはよう」

A「あ、…あ。おはようございます」

「ジャッカルだ。」

そう名乗った男性はここは元々自分が使ってた部屋で。ほとんどここに戻ってこない為、誰でも使っていいと開けっ放しにしておいたのだと説明してくれた。
部屋にある物は持ち出し禁止にしておいてくれたらそれでいいらしいく。ジャッカルの方でも私が使っているのは気付かなく。布団に入ったら私が居たので抱き枕にした。と言う事だった。

「別に食おうだなんて思ってないから安心しろ。少しだけ寝れりゃそれでいい」

と言いつつ体の拘束は解いてくれた。妙に距離が近かったせいで心臓が痛いほど脈打っている。
嫌な酷体も痛いので何か飲み物を買ってこよう…