私は新兵のようです (ページ13)

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これで訪れることは3度目になる仮説基地内に足を踏み入れる。
カベイラがまず先に口を開いた。

「まず、あんたの考え方を見たいから5分後に突入してきなさい。3階にドローン置いとくから、それを確保して外に逃げれたらあんたの勝ち。」

と言い残して、私以外の5名が基地内に入っていった。
実戦で使うスタングレネードとブリーチングチャージをいきなり持たされて困惑しているとフロストが声を掛けた。

「ブリーチングチャージの当たる場所に突っ立ってるような人は居ないから安心して使っていいよ。当たっても自己責任でドクの所に行かすから」

奇妙な板を3枚持ったフロストはそれだけ告げて何か言いかけたパルスを引っ張って中に入ってった。

3階ならラペリングが良いのかな。まずドローンも使って様子見をしようかな。

さて５分くらい経過し、進もうとした時、2階のバリケードの一部が破壊され、奥に人影が見えた。
流石に真っ直ぐに侵入させる気はないらしい。
遮蔽物に隠れ、ドローンを置き、先に行かせる。1階には誰も居ないが、2階と3階は確実に居る。でも窓を割ってこちらを見ていた場所には誰も居なく、ラペリングで登ればこちらから一方的に攻撃できそうだった。
移動中にまた覗かれたら困るのでバリケードの穴にエイムを合わせながら壁際に寄った。