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2-11(オペレーター目線) ページ12

どうせシャイな日本人は休みの明日は暇だろ。と半ば脅迫するように詰め寄ってきたカベイラに、確かに予定は無いが、面倒な事はやらない。とキッパリ断った。

のだが。

かなり前に怪我をしていたのを助けた女の友人がこちらの基地で治療を受け。レインボー部隊に入隊したらしい。
多分、搬送車両に担架で乗せられていた息もしてるか分からない一般人の事だろう。
ハッキリ見ていなかったが肌が土のようで失血によりいつ死んでもおかしくない状態だった。

あんな痛い目にあって、その前にはホワイトマスクに人質にされ。それでも戦いたいと言うのだ。
到底直ぐに音を上げる。と思っていたがそれは本気のようで。
実際、まだ辞めておらず。模擬訓練では実力で3人を降参させたのだと。


それで当日、カベイラとイェーガーで先に到着し残りのメンバーを待っていればAが到着した。
まだほっそりとしていて華奢な印象を受ける。ラペリングしようとしていたこの子をカベイラが片手で引きずり下ろしたんだから無理もない。

イェーガーが名乗り、遅れて自分も名乗り彼女と握手をする。
イェーガーはカベイラの遊びに連れてこられたのかと心配しているが、彼女は違うと答えて。己のために学習しに来たらしい。

ご熱心だな。と俺が呟けばAは微妙な顔をしていた。
嫌味だし、褒めている。

カベイラとAが仲良さげに話しているのを見ると、誰とでも打ち解けそうな雰囲気を感じた。
まぁ、俺は群れるのが好きじゃないから。そんなことどうでもいい。

少ししたあと、パルスとフロストが合流した。

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作者名: | 作成日時:2020年3月21日 23時

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