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辺りが明るくなり、車が通る音を聞きながら意識が覚醒した。
パソコンは昨日最後に見たところで止まっている。
いつの間にか寝てしまっていたようだ。
ヒゲを蓄えた男性が豪快に笑ってシールドの着いた不思議な銃を掲げで撮影者にポーズしている画像だ。
モニターの端っこにはお昼を指す12時の表示。
朝だと思ったのにもう昼…頃
慌てて携帯を見る。今日は…仕事。会社から出勤時間の予定から1時間毎に電話の履歴がある。
なんでこんな時に限って爆睡したのだろう。
手ぐしで髪の毛を直しながら会社に電話を掛けた
「はい、〜〜学校です。」
A「あっ、Aです。申し訳ございませ」
「Aさん！？Aさんなの！？」
A「は、はいっ！！」
「…あぁ、良かった。昨日の話は聞いてるよ。無事で良かった。」
A「申し訳ございません…寝坊してしまって」
「いやそんなことはいいんだ。貴方の父親は大丈夫だった…？」
何気ない質問に背中に寒さを感じた。
まだ連絡が来てない。答えられずに言うと電話の向こうの学校の職員は
やっぱりね、と呟いた
「…昨日ね貴方のお父さんが撃たれてしまって、病院で入院してるんだって。命令無視をして裏口から娘を助けに行こうとしてかなり…やられたようだ」
A「……そんな」
「早く、会いに行ってあげなさい」
その言葉を最後に何も聞こえなくなっていった。それから涙を流しながらバタバタと身支度をして車の鍵を掴んで外に飛出た。
病院は遠くないが近くもない。
病院に着く頃にはしゃくりあげて、涙で顔がぐっしゃぐしゃになっていた。
受付の看護師が察して部屋まで案内してくれた
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作者名：憐 | 作成日時：2020年3月17日 13時
