店長がイケメンすぎる！【ＨＱ】 (ページ4)

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宮さんページ4

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友人「なんか、少女漫画みたいね」

そう言って笑う友人に私もそうだねと笑った。

友人「で、どこのお店でバイトするの？」

『おにぎり宮だよ』

友人「おにぎり宮っ？！」

あんた、それほんと？！と肩を捕まれて前後に揺さぶられる。

『え、何、そんなに珍しいことなの？』

友人「おにぎり宮って、女性は雇わないんだよ」

『そーなの？』

そういえば、宮さんも男性しか雇わないって言ってたっけ。

友人「まぁ、売り上げを上げるために看板娘が必要だったのかもね」

そーなのかなぁ？と言うと男性だけじゃキツかったんじゃない？と言われ手元にあるお菓子を食べた。

友人「宮さんってどんな人？

私、会ったこと無いんだよね」

『え、そーなの？』

友人の話によると、宮さんは基本は調理する人らしくてあまり表には出ずに常に厨房に居るらしい。

だから、宮さん自体見れるのは結構珍しいんだって。

友人「で、宮さんはどんな感じな人？」

『えっとね…』

『宮さんは、背が大きくて、料理がうまくて、ちょっと意地悪だけど優しくて笑顔が素敵な人だよ』

友人「……」

『え、何？』

急な沈黙に困惑してると友人は、あ、ごめんといって苦笑いをした。

友人「いや、あんたその宮さんって言う人好きなんだなって」

へ、好き？

私が？宮さんを？？

『……なわけないでしょ！会ったばかりだもん！』

顔に熱が籠るのが分かる。

今、絶対顔が真っ赤だ。

友人「いや、だって宮さんの話するときのあんたすごく嬉しそうで、頬が緩んでたよ」

『……えぇ』

私は恥ずかしくてクッションで顔を隠した。

友人「宮さん見るとドキドキする？」

『……分かんない、でも連絡来たら嬉しい』

友人「じゃあ、多分好きなんだと思うよ」

Aは男性経験無いからね。と図星を言われ私は顔を隠すことしかできなかった。

友人「あ、私これからバイトだからもう行くね」

『うん、お見舞いありがとう』

友人「明日は学校来れるんでしょ？」

『行けるよ』

じゃあねと言って見送ったあと、友人に言われた言葉で頭がパンクしそうになり布団にうずくまった