【HQ】辞めろって言われたんで辞めました【宮侑】

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「はい、日直よろしくな」





『…ういーっす』





明らかに嫌そうな顔すんなや、と笑いながら日誌を手渡す担任。私はそれを渋々受け取った。








『……私日直嫌や』




「しゃーないやろ、係りなんやから」

ほな頼むで、と言ってグッと親指をあげる担任に、“はーい”と適当な返事をして教室に戻る。









……日直、嫌や無いんやけど嫌なんよなぁ

ほら、朝早く来なあかんやん？

それが嫌やねん、ゆっくり寝かしてほしいわぁ









まぁええわ、と思い教室に入って自分の席に戻る。チラッと外を見れば朝練しとる部活が目にはいった。









………部活のみんな頑張っとるやろか。

怪我とかしてへんかな、

試合近いからあんま無理してほしくないなぁ。









ふと、そんなことを考えてまう。

退部して１ヶ月半が経っとるのに何か退部した感じがせーへん。

多分、未練というかやり残した事がいっぱいあるからやと思う。









『……眠た』





突然襲ってくる睡魔のせいで頭がボーッとしてくる。







SHRまで時間あるしちょい寝ようかな。

最近全然寝れてへんし。









ふぁ、っとあくびをして机に伏せて寝る体制をとった。









＿＿＿＿侑とかちゃんとやっとるんやろうか






＿＿＿＿まぁせやけど、あの様子やと案外普通にしとるやろなぁ…。









そんなことを黙々と考えとる内に瞼が重たくなって気づいたら意識を手放しとった。









・









・









「おい、A、起きや」






『……んぁ、銀？』






「おん、おはようさん、」



SHR始まるで、号令せなあかんやろ。

せやから起こした。


そういって歯を見せて笑う銀









…………うぅ、笑顔が眩しい。









『てか、侑は？』







いつもの喧しい声が聞こえへん隣に違和感があったから

今日休みなんやろか？と横を見ると等の本人は座って頬杖をついとった。








『……侑？』









朝練を終えてきた侑は眉間にシワを寄せ、いかにも機嫌が悪そうな顔をしとった。

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