☆ ページ45
あ「ちょっと資料室行って来るね。」
佐藤「はぁい。じゃぁ今ある分だけは打ち込んでおきます。」
あ「うん、そうして。時間になったらお昼入っちゃっていいから。」
オフィスを出て、エレベーターに乗る。
一つ下の階を押して、扉が閉まる瞬間…
「…っと待った〜。」
掛けられた手で、再び開く扉。
和「Aちゃんみーつけた。」
あ「あ。二宮和也。」
和「やだな、そんな嬉しそうにしないでよ。」
あ「…え。見て見てアタシの顔。」
和「相変わらず素直じゃないな、Aは！」
二宮和也はドラマや少女漫画でよく観るみたいに、片手を壁に付く。
すぐに到着したエレベーターが"チーン"と音を立てる。
あ「Aは！て。呼び捨てかい。
水川さん！譲れるだけ譲って、Aさん、でしょ？」
くふって笑って天井を見ると、目線だけ見下ろして来る二宮和也。
和「最近俺、おとなしくしてたから、Aちゃん、油断してなぁい？」
あ「…何言ってんの。降りるから、はい、腕。」
行く手を遮ってる腕を押し除けようとした途端、塞がれる唇…
あ「んんっ！！…っと…//////。」
和「…だから油断してねぇ？こんなキスしやすい状況ないよ？」
そう言って右手で口元を拭う二宮和也。
あ「もぅ！びっくりした！何すんの！！」
和「何って…。ちう？」
後ろも右側も壁…
じぃ…っと睨むように見つめる二宮和也の目に、また囚われたように動けなくなるのはなんでなんだろ。
薄い唇がニッと片方の口角をあげる。
時間切れで閉じる扉。
誰かが押すまで動きを止めるエレベーター。
和「んふっ。二人っきりだね？」
あ「ふ、ふ、二人っきりだね、じゃないよ。アタ…アタシ資料室いい行かないと。」
和「動揺し過ぎ。」
あ「どぉ、動揺なんてしてない！はやく。どーいーて。」
和「いーいーよ？でも俺も行く。」
あっさり私を通した二宮和也は、スタスタ後ろをついて来る。
それを横目に見ながら、資料室の中に入ってすぐにドアを閉めた。
…つもりだった。
ガチャっと音を立てないドアの、下に目をやると革靴が挟まってる。
和「ひで…。置いてかないでよ。」
あ「なんであんた付いてくんのさ！」
和「Aちゃんが好きだから？いつも言ってるじゃん？」
じりじり迫ってくる二宮和也に、ゆっくり後ずさると、背中に資料棚の冷たさを感じる。
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みなもん(プロフ) - arinoさん» arinoさん！コメントありがとうございます！一気に読んでくださって、本当に嬉しいです(^^)イケメンSライ好きと黄色後輩にやいのやいのされる…何て素敵な会社でしょうね（≧0≦）毎日喜んで残業しちゃいますね（笑）お仕事頑張ってください！また遊びに来てください！ (2015年7月7日 8時) (
レス) id: a4ec505875 (このIDを非表示/違反報告)
arino(プロフ) - 一気に3まで来ました〜〜*\(^o^)/*はぁん、あたしも翻弄されたぁい（笑）イケメンSライ大好きだけど、黄色後輩くんも好きー！とりあえず明日も会社なんで寝ます！こんな会社ならいいのにー（笑） (2015年7月7日 4時) (レス) id: 0185ce5d78 (このIDを非表示/違反報告)
みなもん(プロフ) - よしみなさん» またまたコメントありがとうございます！すごくすごく楽しみにしてもらえて、すごくすごく嬉しいです〜(^.^)ヒデキ感激っ（≧∇≦）失礼。社長〜ラブラブ旅行ボケで気づかないのかな…？二宮和也手強いから、もってかれちゃうぞっ！(つД`)ノ (2015年6月28日 15時) (レス) id: a4ec505875 (このIDを非表示/違反報告)
よしみな(プロフ) - すごく、すごく楽しみにしてますので更新頑張ってくださいね＾＾赤色社長〜〜二宮和也に取られちゃうよ〜〜(笑） (2015年6月28日 6時) (レス) id: 45a3ccd989 (このIDを非表示/違反報告)
みなもん(プロフ) - よしみなさん» コメント下さってありがとうございます(^-^)楽しんで読んでいただけてすっごく嬉しいですー！赤色社長好き…私と同じですねぇ〜（≧∇≦）これからもイチャLOVE妄想できるように感覚を研ぎ澄ませたいと思います（笑）ではこれからもよろしくお願いいたします*\(^o^)/* (2015年6月21日 10時) (レス) id: a4ec505875 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みなもん
| 作成日時：2015年6月12日 7時
