★…Ｓ… ページ39
Aに別れようと言ったあの日。
あの日の俺には、後悔しかなかった。
驚いた顔を見た時も。
力ない声を聞いた時も。
車から降りて行く後ろ姿を見送った時も。
独りの帰り道も、風呂でも、チャトと居ても。
そしてベッドでも…。
ずっとずっとずっと、後悔しかなかった。
言ってるそばから後悔しかないなんて。
どんだけ意志が弱いんだよ、と思うのに。
ほんと情けない。
決めたことは決めたこと。
あとはやれるだけの事をしてやりたい。
ただただそう思った。
・
・
翔「久しぶり。」
芦「こんばんわ。お久しぶりです。」
翔「急に呼び出したりして悪い。」
芦「いえ、金曜だし。大丈夫です。」
翔「さんきゅ。」
芦「…けど、いいんですか、また私と二人きりで会ったりして。」
翔「......。」
芦「…まぁ、今はもう諦めてますから、私。おかしな事は言いませんけど…」
翔「…あぁ。」
翌日の夜。
俺は芦原に連絡をして、仕事帰りに会いに行った。
食事に行くような気分でもない。
目の前にあった適当な喫茶店に連れ立って入った。
芦「で…話ってなんですか。何かあったんですか？」
翔「ん…あのさ、」
芦「はい。」
頼んだコーヒーを待ちながら、芦原は怪訝そうな顔でうなずいた。
翔「俺、お前のお願い聞いてやっただろ？あの、ほら。彼氏の振り…ってやつ。」
芦「...はい。」
翔「その代わりと言ったら何なんだけど、ちょっと頼みたいことがある。」
芦「...。」
翔「あいつのこと、Aのこと…なんだけどさ。」
芦「…橘さん、どうかしたんですか？」
翔「ん…。」
翔「実は、昨日、...Aと別れてきた。」
芦「えっ！？」
芦原は本当に驚いた顔をした。
ちょうどコーヒーを運んできていた店員の肩が、その声に驚いて揺れるのが見えたほど。
翔「…ん。ちょっと...何ていうか思うとこあって…さ。」
芦「あの時、彼氏の振りが終わる時に、私がどれだけ頼んでも絶対に別れないって言ってたじゃないですか。」
翔「......。」
芦「彼氏の振りに付き合ってくれたのだって、元をたどれば橘さんにカッコいいとこ見せたかったからなんだって...」
翔「…ん。そうなんだけどさ。」
ひと通りしゃべると、芦原は砂糖もミルクも入れないままコーヒーを一口飲んだ。
なんでもないその景色を見ながら、
Aは山ほど砂糖もミルクも入れてたよな...なんて、すごい昔の事みたいに思い出したりした。
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みなもん(プロフ) - らんまるさん» らんまるしゃーーーん(｣^o^)｣一休さんに会いに来てくださったんですね|ｮ´д`*)ありがとうございます。そして櫻井若様にお便りして下さって、本当に…うぅ…(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ。どうして去っていってしまったのか…そこに早くたどり着きますね(><) (2018年2月28日 15時) (
レス) id: 5d50cdb262 (このIDを非表示/違反報告)
みなもん(プロフ) - *-eni-*さん» eniさんもあるあるなんですね？それは良かった…って、その前に、eniさんお話書いていらっしゃったんですね、知りませんでした〜(^^;濃いめと薄めのイケメン推しでも、やはり櫻井さんがどこいっちゃったか気になりますよね…早くたどり着けるよう頑張りますね！！ (2018年2月28日 15時) (レス) id: 5d50cdb262 (このIDを非表示/違反報告)
みなもん(プロフ) - ちーさん» ちーさんwwwストレートなコメントをありがとうございます！！(｣^o^)｣私も嫌ですぅ〜芦原さんまた出てきたよぉ〜( °_° )どおしてくれましょうか、アッシーめ！！(｀・ω・´)ｷﾘｯ (2018年2月28日 14時) (レス) id: 5d50cdb262 (このIDを非表示/違反報告)
みなもん(プロフ) - natumi_arashi♪さん» natsumiさんコメントありがとうございます|ｮ´д`*)ルーマニア姉さんのせいでベッドから落とさずに済んでホッと一安心もんです(´-`)文章チェックなんて、こちらがお礼を言われることでは！！しかもそれなのにまだ誤字があって更新後にコソッと直したのは私です○┓ (2018年2月28日 14時) (レス) id: 5d50cdb262 (このIDを非表示/違反報告)
みなもん(プロフ) - さなさん» さなちゃんいつもありがとう|ｮ´д`*)ルミさんはいつから気づいていたのかなぁ〜私も気になります( °_° )早く若様に登場願えるようにしたいけど、なかなか…|･ω･`)愛と勇気とチェリーパイとアポーペンとペンパイナポー持って頑張りますねー！！ (2018年2月28日 14時) (レス) id: 5d50cdb262 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みなもん
| 作成日時：2017年6月29日 17時
