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──キーンコーンカーンコーン･･･
チャイムが鳴るのと同時に出来る、長い列。
美術室の前は、あっという間に騒がしくなる。
その大半は女子生徒で、みんな手に手にお菓子やらジュースやらを持っている。
人混みをかき分けて、美術室に向かう私に、あちこちから声が飛んだ。
「あ！A先生っ！今日は何時まで行ける？」
「今日の的中率は何パー予想ですか？」
「Aちゃーん！これ男でも当たんだよね？」
あ「うるさーい！静かに待ちたまえ。…そんでそこのオマイ。Aちゃんはやめろ。先生と呼べ 。」
「…はい…。」
生意気な男子を黙らせてから、美術室の鍵を開け、いつもの席に着く。
そして、
あ「あいよ。一人目の方どぞー。」
大きめの声でドアに向かってそう言うと、
先頭に並んでいた女子が、ちょっと恥ずかしそうに入ってきた。
去年担任だった生徒だ。
あ「あら。畑崎じゃん。珍しいね。」
畑「そう？先生、お願い！上手く行くって言って？」
あ「んー。それは私も言ってあげたいけど…。で？相手どこのどいつ？」
畑「…サッカー部の……大倉センパイ…。」
あ「また大倉か…あいつモテるな〜。」
畑「やっぱり？…はぁ…そっか…。ダメ…ですよね、私なんかじゃ…。」
あ「いや…待て待て……。手貸して。」
差し出された畑崎の可愛らしい手を、ぐにぐにプニプニ、押したり引っ張ったりしてみる。
目を細めて手のひらを観察する私の顔を、息を飲んでじーっと見つめる畑崎の大きな目。
それがパチクリパチクリ動くのがおかしくて。
思わず無駄に観察しちゃう。
畑「…どぅ？先生……。」
あ「ん？ぁーーー、そうだな、これは…畑崎、確か９月生まれだったよね？」
畑「はい。そうです。…だと…？」
あ「よし。じゃー…体育倉庫裏…か、正門出た辺りに呼び出してみな。」
畑「えっ！？本当！？うそ。やった。本当！？」
思わずガタンっと椅子を倒しながら立ち上がった畑崎。
その肩を抑えてもう一度座らせる。
あ「いつもみんなに言うけどさ。これはあくまで占い。いろんな噂があるみたいだけど、成功を保証するものじゃないからな？」
畑「はい。分かってます。」
あ「ただの放課後レクリエーションの一環だということを、忘れるなかれ。良いな？」
毎日繰り返すこの言葉を、今日も忘れずに唱えながら、
ペタリ。
生徒のおでこに御札を貼るジェスチャー。
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*-eni-*(プロフ) - みなもんしゃんが1000年待つなら私も待っとこう←え？順番待ち！？(笑)ロダン潤くん先生は早くーー私のお部屋に来て〜！ﾉﾉ｀∀´ﾙ{何処だよ！？)←怒られてもいいから(笑) (2017年10月13日 1時) (
レス) id: aaada8bfdf (このIDを非表示/違反報告)
みなもん(プロフ) - さなさん» さなちゃーん！！本当にだよぉ(･ω･* 三 *･ω･)距離が近すぎて、身動きも身震いも出来ないんだよぉう|･ω･`)でも出来ることならそんな状況に168分くらい身を置きたい、そんな毎日ですね。自律神経整いそう(*｀艸´)ｳｼｼｼ (2017年10月12日 22時) (レス) id: 5d50cdb262 (このIDを非表示/違反報告)
みなもん(プロフ) - keiさん» keiしゃーん(*｀艸´)ｳｼｼｼうっかり八兵衛に食いついてくれるところがやっぱり好きです(｡･ω･)ﾉﾞうふ。動揺しまくってる主人公ちゃんと、飄々二宮先生を、楽しく書いていきたいと思います|･ω･´)くふ。やだ、エロ目が治らない、現実の私…_(:3 」∠)_あはん (2017年10月12日 22時) (レス) id: 5d50cdb262 (このIDを非表示/違反報告)
みなもん(プロフ) - *-eni-*さん» eniしゃーん。カッコ可愛い二宮先生に続きしてもらえるなら、私もクローゼットで、1000年は待ちます(｀・ω・´)ｷﾘｯ。でもロダン先生のお部屋でお取り込むのもいいですよね+(0ﾟ・ω・) + wktk!! (2017年10月12日 22時) (レス) id: 5d50cdb262 (このIDを非表示/違反報告)
みなもん(プロフ) - ぐちこさん» ぐちこさんwぐちこさんが上手いこと言ってるー！！(爆)(*^^*)ありがとうございます！！自分の殻からも脱出してくれるといいなーと切に願ってみますよってに！！主人公ちゃんも殻やぶっちゃえー！と煽っておきます(｡･ω･)ﾉﾞ (2017年10月12日 22時) (レス) id: 5d50cdb262 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みなもん
| 作成日時：2017年5月12日 19時
