☆ ページ50
あ「はぁーーー･･･。」
ル「…橘ちゃん…ほんと、平気？」
あ「平気です！村上くん、もう一杯ください。」
村「…ぉ、おぉ。わかた。」
ちょっとびっくりしてるルミさんと村上くんを尻目に、私はそれから何度もお代わりをした。
・
少しふらつく足元で、転ばないように気をつけながら向かったトイレ。
あ「…ぁ…。」
ぼーっとした自分の顔を見ながら手を洗っていたら、芦原さんが入ってきた。
芦「橘さん、酔ってます？顔赤いですね？」
あ「あ、うん、けっこう…飲んでるかも。芦原さんも…飲んでる？」
芦「私あんまりお酒飲めなくって…橘さんみたいにお酒強いの羨ましいです。」
そう言って困った顔をする芦原さん。
ちくしょー。やはり可愛いぜ…。
なんだろな…こう、余計に色っぽいというか…
少しお酒が入って、よりピンクく染まった頬。
ぱっちりな目が少しだけトロンとして見えて、いつもより幼く見える気もする。
こんな顔で、こんな様子で、櫻井さんのそばにいるんだもんな…。
あ「…いやいや。私もそんなに強くないのよ。」
芦「そーなんですか？ガンガン飲んでるから、きっと強いんだなぁって見てました。」
あ「………。」
なぜガンガン飲んでるのかって…。
そりゃーあなたが原因なんだけどね。
なーんてことは言えないので。黙ってハンカチで手を拭く。
芦「でも…また櫻井さんに送ってもらうので、私も酔っ払っても平気なんですけどね。もう少し飲んじゃおっかな…。」
………う。
ちくしょー。そう来たか。
あの日、櫻井さんから聞いたこと。
芦原さんには私たちの関係について、もちろん話してあるって。
「俺、ホントは橘と付き合ってんだわ。」
そう伝えたことに対して、芦原さんは驚きはしなかったらしい。
元々…気づいてた、…とか？
芦「櫻井さんってぇ、優しいですよね。何頼んでもNOとは言わないし…。やっぱり思ってた通りの人だったな。」
あ「…思ってた…通り？」
芦「はい。私、櫻井さんに彼氏になってくださいって頼みたくって、それで編集部に来たんです。」
あ「…え…。」
そ、それは今回の、彼氏のフリするアレの事を言ってる…んだよね？
まさか、本物の彼氏にってことじゃないんだよね…？
もしそうだとしたら、それを彼女である私に言うなんて…これは宣戦布告なのか？
酔った頭で必死に考える。
すると。
少し固まった私を見て、芦原さんはふふふって。
とてもおかしそうに笑った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3579人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みなもん(プロフ) - 早紀さん» そーだった、土曜はしゃがれあるねぇ( *´艸`)ほいじゃジュースも含めて飲んだくれ準備するから、集まってくだされよ＼(^o^)／ちなみに酒のつまみはスルメソーメンじゃー！！( *´艸`)ヘタレじゃない若様もやっぱり素敵(∩´∀`∩)*゜ (2016年9月29日 21時) (
レス) id: 5d50cdb262 (このIDを非表示/違反報告)
みなもん(プロフ) - 鈴翔【Rinto】さん» 鈴翔ちゃんはぶれずに若様よねぇ〜。でも私はブレブレ作者なのよねぇ。チャトにもぶれるわぁ←。野郎にもまだまだ頑張ってもらいたいしなぁ〜( *´艸`)悩めるおばさんです、ワタクシ。、 (2016年9月29日 21時) (レス) id: 5d50cdb262 (このIDを非表示/違反報告)
早紀 - みなもんさん» 若様ー！ヘタレじゃなくなっちょん(笑)でも、Mr.FUNKさんが1番なんです(笑)わあーい！ノンアルコールを準備してくれるなんて…有難いです(笑)わかりましたー！土曜ですねー！嵐にしやがれをみながら、嵐トークでもしちゃいましょー！(笑) (2016年9月29日 18時) (レス) id: a1305b2798 (このIDを非表示/違反報告)
鈴翔【Rinto】(プロフ) - チャトサイド！（爆笑）今日もご主人はイケめてるにゃー。彼女が面白いんだにゃー。申し遅れた、チャトだにゃー。って！（笑）面白ーい( *´艸｀)←イライラ治まった〜＼(^o^)／ケンカの後はちゅー…幸せだなぁ…。今日も変わらず若が好きやねんー♪(*'▽') (2016年9月28日 20時) (レス) id: bcb03ed428 (このIDを非表示/違反報告)
みなもん(プロフ) - れもんさん» れ、も、しゃん( *´艸`)うふ。キュンキュン待機しててくれて嬉しす。こりゃ頑張ってニソニソzone書かねば( *´艸`)でもあくまで地上だけど＼(^o^)／色んなものと闘いながら立ってる若様が、愛しくて仕方ないみなもんです。でもでもおうちに野郎が待ってる…|･ω･`) (2016年9月27日 17時) (レス) id: 5d50cdb262 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みなもん
| 作成日時：2016年8月14日 17時
