☆ ページ38
あ「おはようございまーす。」
積み上げられた書類の山から、
顔の上半分だけ見えてる智さんに声をかける。
智「あ、んはよーAちゃん。」
あ「金曜はすみませんでした。
なんか……酔っ払っちゃってたみたいで…」
智「ううん、なんもだよ。俺も酔ってたし。また行こうね。」
あ「はい！是非！」
智さんの笑顔に朝から癒されて、
ニコニコしながら自分のデスクに座る。
目の前の席で、パソコンを睨んでる櫻井さんにも声をかける。
あ「櫻井さん？おはようございます…」
翔「ん、んあぁ。おはよ。」
あ「…土曜は…その、ありがとうございました。いろいろと……。」
翔「……。」
櫻井さんは、あっ！っと何か気付いたみたいに顔を上げて、
人差し指で私をピシッと指差す。
いつもみたいに意地悪な顔で、ふふって口角を上げると、
メモを一枚取り出して、
ブツブツなにかメモってる。
なんだろ。
なんか……楽しそう。
翔「…ん…、タクシー代と宿泊代と飯代と送迎代と…
あとは〜…カウンセリング代？っつーとこかな。」
あ「……ぁえ？」
翔「ほら。俺の口座番号。３日以内に振り込んどけよ。」
あ「……こ、口座…番号。」
翔「そ。」
人差し指と中指で挟んで、無理やり渡されたメモ用紙には、
あんまり綺麗じゃない筆跡で、
銀行の名前と、
数字がたくさん並んでる。
あ「…は、はい。じゃ今日明日には…」
翔「…………。」
あ「あ、でも金額はいくら振り込んだらいいですか？」
翔「……そこはお前のさじ加減だろ。」
あ「……。」
翔「感謝の度合いで変わってくるわけだろ？そこは自主性を尊重したいね、俺は。」
あ「……分かりました。」
そう言いながら、もう一度メモに視線を落とすと、
翔「ぶはっ！！(笑)」
と、櫻井さんが吹き出した。
翔「お前気づけよ(笑)ほんっとバカな。」
あ「はぇっ？」
翔「はえっじゃねーよ。バーカ。番号。それ。俺の。」
あ「……はぁ、番号ですよね。口座の…」
翔「ちげーわ。ふふ(笑)鈍臭ぇなぁ〜お前。こーれ。」
櫻井さんはおかしくて仕方ないって顔をして、スマホを顔の横で振って見せた。
あ「…あぁっ！」
そゆこと？
これ…櫻井さんの電話番号？
手元のメモをよく見てみたら、
“櫻井銀行 翔支店”
になってるし(笑)
なにこのお茶目なイタズラ…//////。
なにその楽しそうな笑顔…//////。
こんにゃろ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2811人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みなもん(プロフ) - okayuhimeさん» 和也野郎ガンバレェ〜〜！負けんなぁ〜〜力のー〜〜限ぃりぃ〜〜……(´･_･`)これからどーなるか、私も未知（笑）でも和也野郎はきっと頑張ります！（笑） (2015年12月28日 1時) (
レス) id: a4ec505875 (このIDを非表示/違反報告)
okayuhime(プロフ) - みなもんさん» だって和也野郎に頑張ってほしいんだもん(；▽；) (2015年12月26日 20時) (レス) id: 2f147bbf59 (このIDを非表示/違反報告)
みなもん(プロフ) - れもんさん» ありがとーれもんしゃん＼(^o^)／素敵なクリスマス送れたぁ？緑くんも楽しく過ごしたかなぁ|(￣3￣)|若頭取のバックとチッスでメロンメロンなんだにゃ。でもこの先どーなるかにゃぁ〜〜＼(^o^)／←早く決めなさい。 (2015年12月26日 13時) (レス) id: a4ec505875 (このIDを非表示/違反報告)
みなもん(プロフ) - akkoさん» グーテンモルゲンタイム見たかった？かわいいおずんは流れず…( ´艸｀)櫻井銀行さんとも野郎とも接吻しただす！羨ましいだす！ちくしょ！どーしよっかなー。この先。←おい。 (2015年12月26日 12時) (レス) id: a4ec505875 (このIDを非表示/違反報告)
みなもん(プロフ) - ゆーみんさん» 櫻井さんがぐいぐいきてますねぇ( ´艸｀)けど和也とくっつきそう？( ´艸｀)むふふ( ´艸｀)なんて、まだ未定なんですよねぇ〜〜|(￣3￣)|どーしましょ（笑） (2015年12月26日 12時) (レス) id: a4ec505875 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みなもん
| 作成日時：2015年11月20日 22時
