お化け屋敷 #林先生 #リクエスト ページ49
Aside
土曜日 ー遊園地ー
いつの休日だって遊園地は子連れやカップルで埋め尽くされている。今日も例外ではない。たくさんの人の間を林先生と手を繋ぎ歩いていく。
もちろん、今日だって林先生から誘われた。この遊園地には最近話題のアトラクションがあるらしい。誘われる時「絶叫系大丈夫？」と聞かれたから絶叫系だろうか。絶叫系ならむしろ私は得意な方だ。
林「あ、このアトラクション。」
『………』
『お化け屋敷じゃないですか！！！』
先生に案内されたのは女性の悲鳴と不気味な音楽が鳴り響くお化け屋敷。入り口には目が飛び出たゾンビが窓に手をついてお迎えしている。
『わ、私、お化け屋敷だめなんですよ！？』
林「え、なに？怖いの…？」
先生は小馬鹿にするようにニヤッと笑い、私を煽る。
『い、いや、怖くはないです…けど…！！』
林「じゃあいいじゃん」
『…へっ？…ちょっ、ちょっと！！』
私がその煽りに乗るように強がると先生は私の手を引っ張り少し強引にお化け屋敷の中に入っていく。
林「……」
『……ひっ！…』
先生は私の前に立ちどんどん前に進んでいく。私は置いてあるオブジェクトにいちいちビビりながら前に進む。気づけばお互いの手も離れていた。
『せ、先生…手、繋ぎませんか？』
林「…ん？」
『ん？じゃなくて…！』
私は先生に追いつこうと少し早めに歩く。
ｳﾞｧｧｱ
私が先生の手を握ろうとした瞬間右の方から先程入り口でお出迎えしていたゾンビが出てくる。
『いやぁぁぁ！！』
林「…んっ」
私はそのゾンビから逃げるように体を動かすがタイミングが悪かったのか私は前に倒れ林先生に抱きつく体制になる。
林「なに、積極的じゃん」
『せ、先生のせいじゃないですか！』
林「んー？俺のせいなの？」
そう言って先生はニヤニヤと笑い私の耳に触れて
林「ほら、まだまだ先は長いんだから頑張れ」
といつもより優しいような甘い声で囁き私の手を掴んでまた歩き出す。
その後、私が3回先生に抱きつきゾンビと仲良くなれば怖くないと言われ何故かゾンビと握手をさせられた。
林「来たかいあったね、ここのお化け屋敷」
『先生嫌いです！！』
林「俺は好きな人と遊園地来れて嬉しかったけどね」
『……わ、私だって好きな人と遊園地来れて嬉しいですよ！！』
林「なんだ、好きなんじゃん。俺のこと」
『うっ……好きですけど』
林「ふっ…また来ような、お化け屋敷」
『やっぱ嫌いです！！』
end
続編 #作者→←聞き惚れるような歌声だったのに最後の最後で音を外してみた #リクエスト
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孫(プロフ) - 氷牙さん» リクエスト更新したよ〜！イメージと違ったら教えてね(*´ω｀*) (2019年12月9日 21時) (
レス) id: 9a97074fe3 (このIDを非表示/違反報告)
宮川春乃 - 孫さん» とても良かったです！ありがとうございました！ (2019年12月7日 22時) (レス) id: 248d3c8423 (このIDを非表示/違反報告)
孫(プロフ) - 宮川春乃さん» リクエスト更新いたしました！イメージと違いましたらお伝えください(土下座)またのリクエストお待ちしております(*ﾟ∀ﾟ*) (2019年12月7日 20時) (レス) id: 9a97074fe3 (このIDを非表示/違反報告)
孫(プロフ) - まなさん» こちらこそリクエストありがとうございました！顔文字成功してますよ！可愛いです！ (2019年12月7日 13時) (レス) id: 9a97074fe3 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 顔文字初挑戦したのですが失敗してしまいました・・・すみません・・・ (2019年12月7日 13時) (レス) id: 495cb81a07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：孫 | 作成日時：2019年10月26日 17時
