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貴方side
その後、また食べようと約束をし別れた
初めての事は楽しくもあり疲れもあったので午後の授業は少し大変だった
寮に戻り、自室で横になっていると
Ka「A！」
ノックをしろと何回言えばいいのか…
眠たい身体を起こし、どうした？と聞くと質問なんて聞いてないのか飛び付いてくるカリム
いつもなら受け止められるが今日は疲れている為、受け止めきれず、二人してベッドに倒れる
『重いよ…』
Ka「あははwすまんすまん！」
カリムはすぐに僕の上から退くと、隣に腰かけた
そして
Ka「今日はどうしたんだ？」
『…え？』
Ka「お昼に用事があったんだろ？そこで何かあったのか？お前を見かけた時も今もお前は疲れた顔をしてるぞ？」
『…そうだね。少し疲れたみたいだ』
Ka「…お前はもう少し俺を頼っても良いと思うぞ？
用事だってそんなに大変なら俺達を呼んでくれれば助けたのに…」
『ありがとう。でも大丈夫だよ』
心配してくれてありがとう。とサラサラの髪を撫でると目を細めたカリム
昔から頭を撫でると猫のように目を細め、擦り寄ってくる
本当に可愛いやつだ
『さて、そろそろ夕ご飯ができる頃だろう。行かなくていいのか？』
Ka「あ！もうそんな時間か！行くぞA！！」
慌ただしく僕の手を掴み、部屋を飛び出して僕の前を走るカリム
何度この背中を見ただろうか
僕の前をいつだって走っているカリム
お前がその手を離してしまえば、僕はこの場に置いてかれる
そう思うと自然と僕はカリムに握られている手を握り返した
離したくない。離れたくない…そう分かってほしくて
自分の世界に入りきっていた僕はいつの間にか夕食の場に来ていて、隣では楽しそうに食事をしているカリムがいた
僕もいつの間にか目の前に置いてあった食事に手をつけた
賑やかな夕食はいつも終わるのが遅く、少し夜風に当たりたくて一人、ベランダに出る
星…今日も見れないな…
スカラビア寮は電光が多く、星は一つも見えない
というか生まれてこの方星というものを見たことがない
熱砂の国は朝から夜まで賑わっている
だから星はどこに行っても見れないのだ
『…きら…きら……ひかる……よぞらの…ほしよ…』
掠れた声で歌う
こんな声が誰に届くというのか、誰がこの声を拾うというのか
…誰か…僕の声を……聞いてくれませんか…？
願いは騒がしい声にかき消された
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るーるるー(プロフ) - noumintouminさん» ありがとうございます。好きと言って頂けて光栄に思います。更新の方は可能な限り全力を尽くします故、応援の程宜しくお願い致します。 (2020年6月14日 0時) (
レス) id: 4fadcecdf1 (このIDを非表示/違反報告)
noumintoumin(プロフ) - 心惹かれる作品ですね。とてつもなく好きです！更新頑張ってください！！ (2020年6月6日 12時) (レス) id: e7570f0985 (このIDを非表示/違反報告)
るーるるー(プロフ) - 詞輝さん» コメントありがとうございます。幾分、ストーリーは決まっているんですが、なかなか進め方が難しく更新が遅くて申し訳ないです。可能な限り全力を尽くしたいと思います。応援感謝致します (2020年5月31日 12時) (レス) id: 4fadcecdf1 (このIDを非表示/違反報告)
詞輝 - おもしろいです！！続きが気になります。応援してます！更新頑張ってください！！ (2020年5月31日 1時) (レス) id: 746ebb4f25 (このIDを非表示/違反報告)
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