第陸ノ話 ページ6
善逸side
今日は鎹烏の伝令で
何時もの皆と、とある山に任務に来ていた。
この山に特に名前は無いらしく、
ただ道案内をされただけだった。
今はその麓まで来ている。
…声が、聴こえるんだよなぁ
最初は気付かないくらいの小ささだったんだけど
近づくにつれて、確実に少しずつ大きくなってる
弱々しいとかそんな感じじゃなくて
うん、
気持ち悪い
二人には聴こえてないのだろうか、
「なっ、なあ、声…声が、聴こえないか…?」
「声?」
「声だと?」
「えっ…うん、」
…聴こえないかぁ
いやでもほんとに気持ち悪い声なんだよ
「声なんて聞こえねぇぜ!それでもなぁ、この山はあれだ、すっげー禍々しいモノを感じるぜ!蜘蛛の山の倍だな!」
「俺も声は聴こえないが…それでも、今までに嗅いだことのない匂いがする…」
それでも、皆は何かしら感じてる。
………声は聴こえてないみたいだけど
「ねずこちゃんは…?」
「………」
何時もは何かしら返してくれるんだけどなぁ…
なら返事は"いいえ"かぁ
誰か分かってくれないかなぁ
ほんとに気持ち悪いんだって
"こっちにおいで"って
ずっとずーっと聴こえてくる
正直いわなくても怖い。
今立っていられることも信じられないくらい
ほんとにさ、「こっちにおいで」
「__ッ!?」
おいおいおいおいなんだよなんなんだよ
怖すぎじゃねぇのなんで俺ばっかり!!?
「、善逸、大丈夫か?」
ああ、炭治郎は優しいなぁ
分かってる
行かなきゃならないんだ
それか俺達の仕事だから
鬼に命を奪われる人を
一人でも減らさないといけない
悲しむ人を減らさないといけない
でもなぁ!怖いものは怖いんだよ!!!!
「何ごちゃごちゃぬかしてやがる!鬼を斬ればいいんだろ!さっさと行くぞ!」
「ほら、善逸、行くぞ、」
「わかってるよわかってる!でもねぇ!?怖いものは怖いんだって〜行くけどさぁ!!」
俺達は山に入っていった。
_________こっちにおいで
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瑠亜(プロフ) - あ、これ天才が作ったやつだ、(怪異症候群めっちゃトラウマです同士いて良かった) (7月15日 13時) (レス) @page7 id: 76ac5eedef (このIDを非表示/違反報告)
脅威のセラフ - え、ここでですか!? (2021年1月15日 19時) (レス) id: 285d3eca52 (このIDを非表示/違反報告)
白玉の星(プロフ) - おわ、り?そっか…完結おめでとうございます! (2020年5月24日 17時) (レス) id: 897ea2c55e (このIDを非表示/違反報告)
傀儡師 - あ、これ面白いやつだ。続き期待してます (2020年3月4日 11時) (レス) id: 4b35f08325 (このIDを非表示/違反報告)
Rei@すいオレ,(プロフ) - つりーそんさん» ありがとうございます…がんばります…読んでいただいて嬉しいです!感謝です! (2020年2月18日 19時) (レス) id: f1f3cb152e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rei@すいオレ, | 作成日時:2019年12月11日 16時