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第参ノ話 ページ3

ぶつぶつと何か言葉を零しながら
此方に近づいてくる少年




なんなんですか貴方…(困惑)



まあ

幾ら(いく)自己防衛であろうと
人間を傷付けてはいけない


彼は刀を持っている
警戒しなければいけませんね

取り敢えず距離を取らなければ…







『あ』



しまった



このお社、古いので少しの体重移動で
床が軋む所があるんでしたよねぇ

ええもうそれは立派に
立派に軋みましたねぇ



「___っ!?ねえ、誰か居るの?お願い答えてぇ…ねえ一寸ねえなんか音が人間じゃないっ…」



音が人間じゃない、?
確かにわたしは神さまですから
普通の人間からしたら違うのでしょうけど

今は日が昇っているから人型になっているのに…


彼は耳が良いのでしょうか
だとしたらわたしの声を聞き取ったのも
理解がつく


どうしましょう


考えているうちに


距離が数(メートル)もありません



所謂(いわゆる)"詰み"ですかねぇ



はてさて
どうしましょう

困ったものです



わたしは長生きですからね
殆ど(ほとん)の事は慣れていますが

矢張りこういう初めてのものには
追いつかない




「もしかして鬼…?鬼なの…?鬼の音はしないけど人間の音じゃない…」





___鬼?



「どうしよう、聞いたことない音だ、新しい鬼か?なら日陰の建物に居るのもわかる、」








…何時だか忘れたが

"鬼"について聞いたことがあったような



日光…と何の花でしたっけ

花、というのはは覚えてて
…ああ藤の花か


確か、特別な刀で頚を斬るか

日光に晒すかしないと
死なないんでしたっけ


何処の誰から聞いたんでしょうか
忘れちまいました



あの少年はわたしを鬼だと
思い込んでいるとしたら、




_____ならわたしは斬られる…?

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瑠亜(プロフ) - あ、これ天才が作ったやつだ、(怪異症候群めっちゃトラウマです同士いて良かった) (7月15日 13時) (レス) @page7 id: 76ac5eedef (このIDを非表示/違反報告)
脅威のセラフ - え、ここでですか!? (2021年1月15日 19時) (レス) id: 285d3eca52 (このIDを非表示/違反報告)
白玉の星(プロフ) - おわ、り?そっか…完結おめでとうございます! (2020年5月24日 17時) (レス) id: 897ea2c55e (このIDを非表示/違反報告)
傀儡師 - あ、これ面白いやつだ。続き期待してます (2020年3月4日 11時) (レス) id: 4b35f08325 (このIDを非表示/違反報告)
Rei@すいオレ,(プロフ) - つりーそんさん» ありがとうございます…がんばります…読んでいただいて嬉しいです!感謝です! (2020年2月18日 19時) (レス) id: f1f3cb152e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rei@すいオレ, | 作成日時:2019年12月11日 16時

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