ほとぼり。3 (ページ26)

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YN「ていうかアンタがしっかり隠し通しとけばこんなことにならなかったのよ。

連絡先が入ってるスマホなんて普通置きっぱなしにしないでしょ。だからバレるのよ」

「置きっぱなしにしてなんか…」

YN「してたよ。アンタ私に聞いてきたじゃん、他の人からの連絡見た？とか言って」

そこでハッとする

そういえば前スンチョルからのメッセージでユナにバレそうになったことがあった

だけど確かあのとき

“……………ねえユナ、お母さん以外の人からの連絡見てないよね？”

“え？見てないけど”

「でも、ユナ見てないって」

YN「嘘でしょそれ本気で信じてたの？普通に考えてさぁ、馬鹿正直に見たとか言うわけなくない？」

歯車が狂ったのは、そこからだったんだ

これまで私に掛けてきた優しい言葉は全て私を陥れる為だったと思うと怖くなった

YN「アンタなんかが近付いていい存在じゃないの。

スンチョルがダメだったら今度はジョンハンにシフトチェンジ？ふざけんな、身の程を知れよクソアマ」

「違う、そんなんじゃ…」

YN「何が違うんだよ！！！！！」

突然大きな声を出したユナに驚いたと同時に、ユナに思い切り両肩を押され後ろに倒れ込む

倒れ込んだ私に馬乗りになるとユナは私の首に手をかけた

その小さな手からは考えられないほど強い力で締め付けられ、圧迫された頸動脈がドクドクと激しく脈打つのを感じる

「っユナ、く、るし、」

YN「お前さえ！！お前さえ居なければ！！！！」

半狂乱になっているユナを何とか落ち着かせようと手を伸ばし押し返そうとするが力が入らない

酸素が上手く巡らなくて目の前が霞んできた

YN「お前なんか死んでしまえ!!!!!! 」

声が遠のいていく

くるしい、たすけて、

スンチョル