ほとぼり。3 (ページ24)

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JH「A？どうし…………………おいお前！」

盗撮した人が駆け出す音が聞こえて、異変に気付いたジョンハンが私を横切って後を追いかける

前回のように逃すことはなく、すぐに捕えたようでジョンハンの怒った声が奥から聞こえた

JH「お前がセア？前もAのこと付き纏ってたよな」

声のする方へと私は向かう。足が重い。

JH「いい加減にしないと警察呼ぶぞ」

ジョンハンに腕を掴まれ、何も言わずに俯いたままの人

私が近付くとジャリ、と足元で音がしてその人は俯いていた顔をゆっくりと上げた

　

「…………………ユナ」

YN「………………………………」

どうして。

JH「………ユナ？ユナってAの…」

「……………………親友だよ」

親友”だった”って言った方がいいのかもしれないけど

「ごめん、少し二人で話したい」

JH「でも…」

「大丈夫だから。ね、お願い」

JH「………………分かった。何かあったら呼んで」

ジョンハンの言葉に頷き、ユナと向かい合う

未だ私を睨み続けるユナは今何を思ってるんだろう

“何かあったら私に言うこと！”

“Aに傷を付けようとするもんなら私が黙ってないわよ”

“幸せ掴んで欲しい”

ねえ、全部嘘だった？