ほとぼり。3 (ページ17)

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「あ、そういえば。

ねえ悪いんだけどちょっとコンビニ寄ってもいい？」

JH「全然いいよ、何買うの？」

「エタノール」

JH「は？エタノール？何で？」

本当は誰にも言う予定なかったんだけどジョンハンなら言っても大丈夫かな

というかそもそもジョンハンに嘘通じなさそうだし

訳が分からないとでも言いたげな顔をしてるジョンハンに私は嫌がらせを受けてることについて話した

「玄関のドアに落書きされてるの。それ落とすのに必要だからさ」

JH「は！？それ先に言えよ！」

目を見開いて立ち止まり、ますます訳が分からないという顔をする

「ご、ごめん………別にいいかなって…」

JH「よくないよくない、全っ然よくない

いつからそんな嫌がらせされてんの？」

「1ヶ月くらい前から……」

JH「はあ〜〜〜〜〜〜！？」

意味分かんない！と怒りながら言ったジョンハンは私の腕をいきなり掴みズカズカと何処かへ向かい出す

「ちょ、ジョンハン！どこ行ってるの？」

JH「お前の家に決まってんだろ！」

「そっちじゃないよ！」

JH「早く言えよ！」

「んな無茶な！

ていうか先にエタノール買わせてよ！」

うるせー！なんて言われて二人してギャーギャー言い合う

理不尽なユンジョンハンを連れてコンビニでエタノールを買うとまたしても後ろからお金をトレーに置かれる

ジト目で後ろを振り返るとふいっとそっぽを向かれた

紳士なんだかガキっぽいんだかよく分かんないな