ほとぼり。2 (ページ9)

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三人達の所に戻ると、ユナは茹で蛸のように顔を真っ赤にしていた

顔のいい男二人に挟まれてまさに両手に花状態

……いやユナも花だからここには花しかないな？

SC「顔真っ赤じゃん〜、かわいいね笑笑」

YN「ぉあ…………」

案の定キャパオーバーで人語を話せなくなっているユナ

SC「記念に写真でも撮ろっか？」

JH「おお〜いいねいいね、ほらその子のもおいで…って」

MG「あれ、その子もしかしてスン…うぐっ！」

ジョンハンに思いっきり脇腹をどつかれて苦しむミンギュが不憫でしかない

だけど正直助かった

ペンサイン会のときのメンバー達の反応といい、なんで私とスンチョルのことを知ってそうな感じなのかは分からないけど

「あ、良かったら私が四人撮りますよ」

SC「だめだよ、入って入って」

手首を掴まれて、スンチョルにキスされたことを思い出し少し動揺してしまった

「…………………っ、」

SC「っふ、…顔赤くなった。スマホ貸して」

私がスマホを貸すと店員さんにカメラをお願いして五人を撮ってもらう

なんか少し恥ずかしい

シャッター音が鳴りスマホを返される

YN「っあの、本当に！！ありがとうございました！！」

上半身を90度倒して深いお辞儀を三人にするユナはいまだに顔が赤いまま

1週間くらいは私の隣でニヤニヤし続けるだろうな

SC「いえいえ、こちらこそありがとうございました」

MG「CARATに会えて良かったです〜」

JH「じゃあね二人とも〜また会おう〜」

ひらひらと手を振る三人にブンブンと手を振っている

腕ちぎれない？それ

YN「ッハ〜〜〜〜〜〜写真ちょうだいA！」

勢いよくグルンと首を回しこっちを見てきたことに若干の恐怖を感じながら写真を送る

「はい、送ったよ」

YN「家宝にするこれはもう私の子供の孫の孫の孫まで代々受け継ぐ絶対に！！！

本当にみんないい匂いでやばかったもはやこの写真越しからいい匂いする」

ハアハアと興奮しながら写真に釘付けになっているのを見ていると私のスマホから通知音がなった

체리気を付けて帰って
なんかあったらすぐ言えよ

わざわざ送ってくるなんて心配性だなあ

Aありがとう、スンチョルもね

そう返してスマホを閉じる

「ほらユナ帰るよ」

YN「今日が私の命日かもしれない……いやまだ死ねない！！！」

背中をぐいぐいと押しやって店を出た