ほとぼり。2 (ページ7)

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YN「おかえりA〜遅かったね」

「私の前に入ってた人が長くてさ、遅くなってごめん」

YN「まあ今さっき料理来たばっかだし丁度よかったよ」

そう言いながらカシュ、と料理の写真を撮るユナ

「……相変わらずシャッター音変だねそれ」

YN「本当にね。まあ別に不便に思ってないからいいけど

…え？何？Aが新しいスマホ買ってくれるって？」

「一言も言ってない。ユナの頭に似たのねそのスマホは」

どういう意味よ！とキャンキャン吠えるユナの口にビビンバを突っ込むとしばらくフリーズしたあと咀嚼をして途端に幸せそうな顔をした

YN「おいし〜〜〜〜〜〜！」

「あはは、すごい幸せそうな顔してる」

YN「そりゃもうめっちゃ幸せよ！

ていうか食べ物で幸せになれるって幸せじゃない？？？」

またよく分からないことを言い出してそれを聞き流しながら私も食べる

確かにすごく美味しい

YN「っぷ、Aも幸せそうな顔してるじゃん笑笑」

「うそ、ほんと？」

YN「うん、ていうか私が初めてAに会った時からず〜っとしみったれた顔してたけど今日はなんかすごいスッキリした顔してるし…

もしかしてSEVENTEENパワー！？」

ぐふ、ぐふふふ、とまたニヤケ出したユナはおおよそ思い出し笑いをしてるんだろう

SEVENTEENパワー、ね

あながち間違ってはないかも

「………そうかも？」

YN「やっぱAに必要なのはイケメンだったか〜〜！」

もしユナが私をライブに誘ってくれてなかったら、私はスンチョルに会えることなく今もしみったれた顔してたんだろうな

「ありがとうねユナ」

YN「いいってことよ！私ら親友だし！」

満面の笑みを浮かべるユナは眩しくてかわいかった