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「そ、れって、どういう…」


JH「………………ごめん、忘れて」



ジョンハンは視線だけを地面に向けて小さく呟いた

そんなジョンハンにどう声を掛けていいか分からず見つめることしか出来ないでいると、足音が聞こえた



SC「…A?


……と、ジョンハナ。何でここにいるんだよ練習は?」


JH「………Aを迎えに行ってたんだよ



どっかの誰かさんがAを一人にするとか馬鹿なことしたからな」


SC「はぁ?意味分かんねえんだけど」

JH「ああそうだよな、分かんねえよなお前には」



一触即発の殺伐とした空気に一変して、自分が言われてるわけではないのに再び足が竦みそうになった

普段仲の良い二人が、私のせいで喧嘩してる



「や、やめてよ二人とも…」


JH「Aがいつもどんな思いしてるか知らないくせに」

SC「お前にAの何が分かるんだよ」

JH「分かるよ。少なくともクプスよりかは」

SC「っおい、お前いい加減に…」

JH「Aがストーカーされてたことも何も知らないくせに知ったかぶんなよ」

「ジョンハン!」



まさか言うなんて

いよいよ私のこと面倒臭がられて嫌われてしまう


ちらりと様子を見るとスンチョルは目を見開いたまま固まっていた



SC「………A、本当なの?」


「……………………」



私の方を向いて聞いてくる

無言を肯定と受け取ったのか、弱々しく私に触れた

スンチョルと目を合わせるとスンチョルは今にも泣きそうな顔をしていた



SC「……ごめん、A。俺のせいで…………ごめん」



嫌だな、私

スンチョルには笑っていて欲しいのに悲しませてばかりだ



「…大丈夫だよ」

JH「大丈夫じゃないくせに



………はぁ、早く代表の所行ってきな。待たせてる。

俺は練習室に帰るよ」



「…うん。ありがとうねジョンハン」



ヒラヒラと手を振ってジョンハンが練習室に行くのを見届けると、スンチョルは私の手をやんわりと掴んで歩き進めた






私は代表になんて言われるんだろうか









私達の未来は、どうなるんだろうか

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作者名:環。 | 作成日時:2023年11月11日 2時

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