ほとぼり。2 (ページ35)

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マネ「……顔を隠してたにも関わらず、こんなピンポイントでスンチョルだってバレて撮り上げられるなんて

この撮影者がお前達の行く場所を知ってたとしか思えない

Aさん、スンチョルと出掛けること誰かに言いふらした？」

探るような視線を送られる

「っ！してません」

SC「ヒョン！Aはそんなことする子じゃない！」

バンッ！！

スンチョルがすかさず否定するとマネージャーはテーブルに拳を叩きつけた

マネ「それは俺だって分かってんだよ！

お前からいつもAさんの話は聞いてるし、そんなことするような人だとは俺も思ってないし思いたくもないよ…」

SC「だったら、なんで……」

マネ「……いいか

お前はアイドルで、Aさんは一般人だ。

お前は事務所との信頼関係があるが

Aさんは？

…ないだろ？ただの一般人だぞ？

一番最初に疑われて、責任を負うことになるのはAさん、貴方なんだよ」

私とスンチョルの間に

ハッキリと境界線を引かれた瞬間だった