ほとぼり。2 (ページ4)

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街に出てナビを見ながら歩き進める

「にしても今日すごくいい天気だね、若干暑いまである」

YN「それ思った〜あの人達とか超暑そうだよ」

そう言ったユナの見る方向を私も見てみると、黒い服で帽子を深く被ったマスクをしている身長の高い三人組がいた

「本当だ。日焼け対策ばっちりだね」

YN「意識高いわ〜〜

てかなんかミンギュに似てない？あの一番身長高い人」

「ええ？幻覚すぎるよ」

YN「しかも行き先同じじゃない？？」

「考えす………いや確かに」

だよね！？と、ミンギュと決まったわけではないのに既に興奮気味のユナを窘める

前からずっと私に言ってきてたから名前覚えてるけど、この人の推しジョシュアだったよね？

昨日からミンギュへの熱がすごい気がするんだけど？？

YN「いや絶っっっ対あれはミンギュやばい興奮しそう」

「もうしてるでしょ、鼻息荒いって」

YN「表情管理表情管理表情管理……アンデーーー！」

「ちょ、お願いだから本当正気に戻ってくださいユナさん」

わいわいユナが騒いでいると三人組の中の一人がふとこっちを向いて、そのままジッとこっちを見続けている

すると二人もそれに気付いて同じようにこっちを見た

「ああもうほらユナが騒ぐからこっち見てるじゃん！」

YN「はあはあはあ私の今の見た目大丈夫？変じゃない？」

「ビジュ確認してる場合？？？」

小声でユナに言うも、完全アドレナリンドバドバ状態のユナに何言っても意味ないみたいだ

これから同じ店に入るって言うのに入りづらくなってしまった

どうか本人じゃありませんように………