ほとぼり。 (ページ8)

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ユナに連れ去られるがまま着いたイベント会場

YN「はあはあはあ興奮で手汗やばいかも」

「ちょ、やめてくれない？？？」

相変わらず息を荒くしたまま手汗を私で拭いてくるユナ

覚えておけよ

手続きを済ませていよいよメンバーと顔合わせの為に列に並ぶ

彼のいる席は一番最後で、内心私はホッとした

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あんなに並んでたのにいつの間にか自分の番が回ってきた

SG「アンニョ〜ン！来てくれてありがとうございます！

お名前なんですか〜〜？」

「Aです」

ピタリ、スングァンが走らせていたペンが止まる

SG「……すみません、もう一回いいですか？」

「？Aですけど…」

SG「…Aヌナですね！

いやぁ可愛い名前で僕キュンとしちゃった〜！」

ははは、なんて笑うスングァンの笑顔はぎこちない

というか何で私がヌナって分かったんだろう？

その他のメンバーたちにもサインを書いてもらったが全員スングァンのようなぎこちない反応をしていた

一切心当たりがない私はずっと疑問を浮かべる