ほとぼり。 (ページ11)

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MG「あ〜………Aヌナ、大丈夫ですか？」

ミンギュが心配そうに私の顔を覗き込む

先程のように落ち着かせる為に私の頭を撫でようとしたのかミンギュが手を差し伸ばしたが、

悩むような顔をしてまた手を引っ込めては伸ばしてを繰り返している

いつもの私ならその姿を見て笑ってただろうが、今の私はとてもじゃないけど笑えるような状態ではなかった

心配かけてまた人を困らせてしまってる

頭を撫でることを諦めたのか、とりあえず周りの人達と同じように恋人繋ぎをしてこようとして

カラン、

SC「…あぁごめん

ミンギュ悪いけどそのペン取ってくれない？」

彼がペンを床に落とした

MG「はぁ？自分で拾ってくださいよヒョン」

SC「無理。俺さっき足攣って痛いから」

MG「いやペン拾うのに足使わないでしょ」

何処からともなく［ギュチョルだ！ギュチョル！］なんて言葉が聞こえてくる

MG「あ〜まじで………はいどうぞ」

SC「ありがとう」

顔を顰めながら渋々ペンを拾って彼に渡すミンギュ

MG「はあ…本当困ったヒョンだよ」

そんなことを言いながら再度私と手を繋ごうとしたが今度はスタッフの呼びかけが聞こえた

遠い目をするミンギュ

次が彼で消えたくなる私