ずっと君だけを愛してるよ。②【SC】 (ページ8)

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SC side

『...えっ！？スンチョルくん！？なんでここに！？』

『待ってまじイケメンなんだけどやばい』

『ねえカトク交換しようよ！私スンチョルくんのことまじ好きで....』SC「何してるかって聞いてんだけど」

俺が怒ってるのが分からない馬鹿なのか

自分達のしてることの罪の重さが分からない馬鹿なのか

どちらにせよこいつらに救いはない

『え〜〜〜っとお..何でもないよ?』

『..そ、そうそう！逆にどうしたのよスンチョルくん！』

SC「じゃあそこのおっさんはなんなんだよ」

彼女の隣にいる男を一瞥すると男は居心地の悪そうな顔をしていた

そんな男を見てまたドス黒い感情が渦を巻く

彼女の近くに立つな今すぐ離れろ、そう言って感情のまま殴りかかりたくなる気持ちを必死に抑える

『あ〜〜！そいつはこいつの父さんだよ！』

『うちらまじ仲良いからさぁ、親公認っていうかぁ』

SC「嘘つけ、だったらなんでその子は今にも泣きだしそうな顔してるんだ」

彼女が目を見開いた

彼女の顔を見れば泣きそうなんてこと一目瞭然なのに

彼女の反応からしてやはり誰からも助けてもらえなかったことが分かり胸が痛くなる

『それは...その.....』

SC 「...いい加減にしろよお前ら！！！」

まだシラを切ろうとするこいつらにカッとし俺が声を張り上げるとそれに驚いたのか肩が跳ねた

SC「お前らのクラスのやつが今日俺に教えてくれたんだよ

もう全部分かってる、何でこんな酷いことが平気でできるんだ

ふざけるな」

お前らが怖がるな、被害者ぶるな

彼女の方がこれまでずっと辛い思いをしてきたのに

これからもっと怖いことをされたかもしれないのに

SC「もう2度とこの子に近づくな

次何かこの子にしてみろ

...分かってるだろうな」

そう言ってキツく睨むと震えながら走って逃げ去っていった