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SC side
次の日の朝、俺は学校に行きながら自然とあの子を探してた
名前も知らなければ何年生なのかも知らない
でもあれだけ綺麗なら有名になるはずだ
俺が疎いのもあるから有名でも俺が知らない可能性はあるが
あの落ち着きのある雰囲気からして歳上だろうか
学校に着き自分のロッカーを開け上履きに履き替える
カタン
隣でロッカーが開く音がし視線を軽く向ける
SC「(……！昨日の！)」
「………………………」
ここにいるってことは俺と同じ一年生なのか
勝手に歳上かと思ってた…
ロッカーの場所からしてあの子は俺の隣のクラスってことが分かった
本当になんで今まで気付かなかったんだ俺は
彼女は開けたロッカーをしばらく見つめたあと
上履きに履き替えることなく外履きをしまいロッカーを閉じる
そして玄関付近に置いてある来客用のスリッパを履いて階段を上がって行ってしまった
SC「(………？なんで上履きを履かないんだ？)」
家に忘れてしまったのかな、なんて考えながら俺も自分の教室に向かう
隣の教室をチラリと見てまた彼女の姿を探す
彼女を見つけはしたが一人で机に突っ伏していた
かわいいな、そう思いながら自分の教室に入る
そしてその日から俺は彼女を観察するのが日課になった
そのことを友達に話すと『おまえきも』とシンプル暴言吐かれた
見てるだけだし別にいいだろ！！！！！！
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作者名：環。 | 作成日時：2023年7月26日 16時
