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SC side
「私も好きだよスンチョラ」
俺の背中に腕を回しながら俺の顔に頬をすり寄せる
その仕草が堪らなく愛おしくて頬にキスをした
「私もスンチョルと別れたくないよ、どうしたの？」
SC「Aが俺に連絡してこないでって言うから。
しかもその後すぐ部屋に戻って行っちゃうし
俺のこと嫌いになったのかと思って」
そう言うとAは驚いたような声を出した
「嫌いになんてなってないよ
連絡してこないでって言ったのはスンチョル忙しいのに私によく連絡入れるから、
申し訳ないし私に連絡することを負担に感じてほしくないからだよ」
あまりに予想外な答えに今度は俺が驚く
まさかそんなことを思ってたなんて
SC「え、じゃあすぐ部屋戻ったのは？」
「私がそう言った途端スンチョル顔色悪くなるからさ、
やっぱり実は無理させてたんだなって思って一人でゆっくり休まそうと…」
いや言葉足らずが過ぎる
俺達はとんでもないすれ違いをしていたらしい
学生時代のデジャブを若干感じた
SC「…っはあ〜〜〜〜なんだよも〜〜…」
「ごめんね、まさかそんな風に捉えてたなんて」
SC「いやこっちのセリフだよ……
酷くしてごめんな、急にされて苦しかったろ」
体を起こしAの頭を優しく撫でると気持ち良さそうに目を細めた
「大丈夫だよ」
SC「笑えないくらい言葉足らずだからもっとちゃんと言って
俺もちゃんと言うからさ」
「うん、ごめんね」
SC「俺にキスしてくれたら許してあげる」
恥ずかしそうにしながらも触れるだけの軽いキスをしたAをまた俺は力強く抱き締めた
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(「あ〜〜〜本当にかわいいA」)
(「んふふ、おっきい犬みたい」)
(「責任持ってしっかり俺のこと見ててよね」)
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作者名：環。 | 作成日時：2023年7月26日 16時
