ずっと君だけを愛してるよ。②【SC】 (ページ19)

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SC side

Aの部屋の扉を軽くノックをするとすぐに返事が聞こえる

そのまま部屋に入るとAは不思議そうに小首を傾げていた

「どうしたの？」

SC「…いや、さっきのどういう意味だったんだろうって思って」

「…？そのままの意味だけど」

訝しげにこちらを見つめる

頼むからそんな目で俺を見るな

俺のガラス製のハートにヒビが入る音が聞こえた気がした

SC「俺別れたくないよ」

「え？ちょ、わっ！」

別れを告げられそうで怖くなり

ベッドに押し倒してAの両手首を片手でまとめて押さえつける

「本当にどうしたのスンチョル」

SC「…………………………」

無言でAの首筋に顔を埋めると恥ずかしそうにしながらもくすぐったそうに身じろぎをする

俺以外の男にも同じようなことをされて同じような反応をする日が来るのだろうか

そう思うと冷静でいられなくなる

何処にも行かないでくれ、ずっと俺の側に居てくれ

俺から離れないで俺だけを見て

感情のままにAに深い口付けを落とす

しばらくすると息が続かなくなったのか口を少し開けたその隙間から舌を捩じ込む

舌を絡めAの口内を掻き乱すのはAの全てを支配してる気になって気分が良かった

じっとAを見ていると

瞳は閉じられているが苦しいのか目尻にうっすらと涙が滲んでいた

それを優しく親指で拭いながらゆっくりと口を離すと銀色の糸が二人の間を伝う

「…ん、はぁっ、…すんちょら？」

SC「………A、好きだ、好きなんだよ」

両手首を解放してまたAの首筋に顔を埋めながら

覆い被さる形で力強く抱き締める

離れてしまわないように、ぎゅっと