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No side
HS「(…やばい、やばいぞ)」
SG「(冷たくしすぎて意気消沈させてしまった！！！)」
DN「(全然ジョンハニヒョン追いかけないじゃないですか！！どうするんですかあれ！！)」
ディノの目線の先には完全に魂が抜け切って部屋の隅っこで座り込むスンチョルの姿
焦っているのはこの練習室にいるメンバーだけではない
ジョンハンも多大なる焦りを感じている
JH「(何であいつ追いかけて来ないんだよ！！！
……何かこれ喧嘩したカップルが飛び出した時のセリフみたいだな)」
そんなことを練習室から出てすぐの廊下で立って考えていた
VN「(なんとかして部屋から出させないと一向に部屋の飾り付けできませんよ)」
DK「(早くしないとAヌナにシバかれるよ俺ら…)」
スンチョルを部屋から追い出さない限りAもこの部屋に入ることができない
飾り付けを持ってるのもケーキを持ってくるのもAだ
あまり待たせるといけない
JN「(ミンギュ、スンチョリヒョン追い出して)」
MG「(何で俺！？！？！)」
MH「(行って来たらAヌナの写真あげるよ)」
MG「(行ってきます！！！！！！)」
嬉々としてスンチョルの元へ行くミンギュ
まじであいつAのこと好きすぎるだろ…
MG「スンチョリヒョン部屋から出てってください」
「「「(いや直球すぎ〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！！)」」」
とてもあの状態の人間に投げかける言葉と思えない
明らかの人選ミスに頭を抱えるメンバー一同
SC「…何だよ、そんなに俺のことが嫌い？」
このままじゃ喧嘩に発展しかけないぞバカミンギュ！！
一触即発の雰囲気にどうしようと焦っていると部屋の扉が開き、そこに目をやるとジョンハンが顔を覗かせていた
JH「…ヤー、何で来てくれないんだよ
俺お前が来るの待ってたんだけど？？」
そう言うとみるみるうちに表情に生気が宿るスンチョル
SC「ジョンハナ〜〜〜！！行くよ！ごめん！」
…あいつもあいつでジョンハンのこと好きすぎるな
ジョンハンが機転を効かせてくれたおかげで作戦を遂行できる
急いでAに連絡を入れるとすぐに部屋にやってきた
「ナイスみんな！！急いで飾り付けるよ！！」
分担してテキパキと飾っていき、色とりどりになっていく部屋を見て自然と皆テンションが上がる
わいわい話しながら作業が終わった所でちょうど廊下から人が歩いてくる音がする
「来たよ！電気消して！」
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作者名：環。 | 作成日時：2023年7月26日 16時
